10月26日の韓国女子の国際親善試合で、佐々木則夫氏が監督代行を務めると発表したJFA。さらに内田篤人氏がコーチとしてチームスタッフに加わるなどの動きから、サポーターやファンの方々から「えっ内田さん？新監督は海外から？」などの推論が続々寄せられています。
パリ五輪で準々決勝に進みながらもアメリカに敗れ、ベスト8の壁を破ることができなかったなでしこジャパン。先月まで行なわれていたU-20女子W杯で準優勝まで勝ち進んだヤングなでしこからも合流する選手が期待され、今回の親善試合には新体制でのスタートに期待が…。
韓国の大韓サッカー協会は、公式サイトで「日本は現在FIFAランク7位の強豪だ！昨年FIFA女子W杯と今年の五輪で8強に進出している…」と前置きし、33戦4勝18敗11分けを記録しながらも、6月に契約終了したコリン・ベル氏以降の新監督のもとでの再起を誓っています。
そんな中、10月4日にこの試合のチームスタッフを発表したJFA。「このチームスタッフは、本試合を含む今回の活動期間のみのスタッフです」と前置きした上で、女子委員長の佐々木氏が監督代行を務め、コーチにはU-20女子W杯でチームを率いた狩野倫久氏らの名前が…。
佐々木氏はなでしこジャパンの次期監督の選考について、「9月までに決定しなかったことから、韓国戦を代行監督で戦うことに切り替え準備を進める決断をした…」として12月の計画発表時、遅くとも来年2月のSheBelieves Cupまでには選定することを明らかにしました。
新たな監督が決まらない中、佐々木氏の代行監督にも注目が集まったのですが、それ以上に大きな話題となっているのが内田氏のコーチ入閣。サポーターやファンの方々からは、「個人的に内田さんは良い人選だと思う！」、「もうすぐS級認定されるからか？」などの声が…。
これまでの流れですと、パリ五輪まで監督を務めた池田太氏のように、U-20代表のヤングなでしこの代表監督を務めてきた狩野監督がA代表監督を担う…ということになっていたのですが、佐々木氏が「4年間を任せられる方が理想。そういった意味でも簡単にいかない…」と発言したことから、多くの方々の間では「元チェルシーの監督で現在アメリカ代表を率いているエマ・ヘイズのような組織だったサッカーができる外国人監督が欲しいのだろうな…」など外国人監督の交渉に時間がかかっていることに同情する声も上がっていました。
今回は親善試合とはいえ3週間前のチームスタッフ発表。そして代表メンバーは発表されておらず、新体制を期待していた方々も多いのですが「次の世界大会まで十分時間はある時期なので時間をかけても能力のある監督を…というのは正しい判断！」と納得の声もありました。
これらが今後どのように動いていくのかに注目が集まる今回の日韓戦は、まだチケットが余っているそうなのですが、これらの話題性もあってか会場の席が埋まりつつあるとの情報も入ってきています。
