ポーランドとのU-17女子W杯初戦が、0-0の引き分けとなった日本代表・リトルなでしこ。全グループの初戦が終わるとFIFAやAFCなどから戦評が続々投稿され、グループDの首位で日本の次戦の相手・ブラジルサッカー連盟からも日本戦に向けての記事が投稿されています。
FIFAからは、「大会初出場のポーランドは、2014年大会の優勝を含めて3度決勝に進んでいる日本に対して圧倒的不利が予想されていたが、試合のかなりの時間を優勢に進めた…」などと評し、ポーランドの善戦を称賛し、日本については課題改善に努めるような記事が投稿。
この記事には、ポーランドGKのユリア・ヴォズニャク選手からの「私から点を取るのは無理?もちろんそんなことはないが、今日は無理だったようだ!冗談だが、ただ自分の仕事をしているだけ。やるべきことに集中して今日は良いプレーができて満足だ!」とのコメントや、福島望愛選手からの、「毎日の練習から年齢に関係なく、自分が一番という気持ちでプレーしている。最後まで諦めず、たとえピンチになっても全員がスプリントして戻っていることが日本の守備の秘訣だと思う」とのコメントなどを掲載し、グループ第2節にも言及。
🇯🇵 0-0 🇵🇱
— FIFA Women's World Cup (@FIFAWWC) 2024年10月17日
🇰🇵 3-1 🇲🇽
All to play for in the second 45! 👊#U17WWC
またAFCからは、「今大会の優勝を目指す日本は、グループDのポーランド戦で0-0の引き分けに終わった。デビュー戦となったヨーロッパ勢の方がチャンスは多かったが、日本は日曜にブラジルと対戦する際に、さらに上を目指すことになる…」と日本の修正力の高さに期待。
特に、海外メディアからも注目を集めていた試合終盤に投入された眞城美春選手については「途中出場のミハルシンジョーが入った日本は後半に追い上げをみせたが、彼女のシュートもユリア・ヴォズニャクによって防がれてしまっていた…」と期待を込めた選評を投稿。
これに対し、ポーランドサッカー協会は日本戦でのドローに満足といった記事をサイトやSNSに投稿していましたが、それ以上に歓喜の声をあげていたのが初戦を勝利で飾ったブラジル。積極的にプレスをかけ、前半序盤にゴールを奪いそのまま1-0で勝利したブラジルは「U-17代表チームがW杯デビューでザンビアを破る!」とのタイトルで、その喜びを爆発。その記事の中で次戦・日本戦についても記述しているのです。
その日本チームの紹介として「日本とポーランドが無失点で引き分けたため、ブラジルはグループDをリードしている!」などと自身らの優位性をアピールしているのです。確かにその通りなのですが、ブラジルの勝ち点は3、得失点は+1となっており、このまま勝利を続ければ日本はグループ首位となることはできませんが、初戦から悔しい思いをしたリトルなでしこがそうはさせないでしょう。
ANOTA AÍ: 3 PONTOS PRO BRASIL! 🇧🇷
— Seleção Feminina de Futebol (@SelecaoFeminina) 2024年10月18日
Começamos a Copa do Mundo Sub-17 com pé direito! ISSO É BRASIL! 💚💛 pic.twitter.com/Oq5YMcPGhK
ブラジル戦とザンビア戦でできるだけ点差をつけ勝利し、なんとかグループ首位通過を果たしたい日本。万が一2位通過となると、ノックアウト初戦で最大のライバル・北朝鮮と当たる確率が非常に高くなっているのです。