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【各世代のなでしこ】「2025年の注目は…」A代表&ヤングなでしこのアジア杯?毎年開催になったU-17女子W杯?

 

12月16日に来年の代表年間スケジュールを発表したJFA。各世代のW杯や五輪を終え、新監督やスタッフを迎え、じっくりとチームの育成に励むのかと思いきや、U-17世代のリトルなでしこは毎年開催となったW杯モロッコ大会出場に向け、短期間での育成となりそうです。

 

 

この日発表された、2025年の全カテゴリーの日本代表年間スケジュール。サポーターやファンの方々の多くは男子A代表に注目が集まっているようですが、個人的にはニルス・ニールセン新監督就任で話題となっている、女子代表のなでしこ各世代に注目しています。

https://www.jfa.jp/national_team/schedule2025.pdf

 

発表されたスケジュールを確認すると、A代表であるなでしこジャパンアメリカ開催のSheBelieves Cupが来年初戦。今やヨーロッパなど海外の名門クラブで活躍する選手たちはそれまでは招集もなく、世界中から現地集合でいきなりアメリカなどとの激戦となる模様…。その後は、4月と11月に対戦相手未定の国際親善試合。そして6月下旬からはアジアカップ2次予選がスタートし、その後7月に韓国での東アジアサッカー選手権が予定されているようです。まだ予定ですし、5月末と10月末にももしかすると招集があるかもしれません。

W杯と五輪を終え、U世代からの新戦力も加わり期待の高まるなでしこジャパン。そしてなんといっても、世界中でのコーチ歴30年以上というニールセン新監督の手腕や選手たちとの相性、大きな大会が控える3年後4年後を見据えたビジョンが明らかとなる年となりそうです。すでにアジアレベルを超えているということもあり、このスケジュールをご覧になった方々からは「北中米のゴールドカップにアジアの招待国枠で参加してほしい!」などの声も寄せられていましたが、まずはW杯出場できるよう声援と期待の声も寄せられていました。

 

 

そしてこちらは隔年開催のW杯に向け、新体制で5月末からのSUD Ladies Cupに挑むU-19世代のヤングなでしこ。これまでのU-17世代代表の選手が多く招集されると思いますが、まずは8月上旬のアジアカップ2次予選で、アジア枠8チームの中に入ることが目標でしょうが、そのアジアカップの決勝で当たるであろう北朝鮮に、こちらの世代でも敗れている日本。これまでは狩野倫久氏がチームを率いてきましたが、ベトナム協会に派遣されU-19世代やA代表を指導してきた井尻明氏が新監督となり、まずはアジアトップの座を狙うことでしょう。

監督にも注目ですが、やはりこの世代のメンバーにも大きな注目が…。これまでU-17世代でキャプテンでエースとなっていた眞城美春選手は、この世代に順当に上がるのか、それともA代表にいきなり昇格するのか、佐藤ももサロワンウエキ選手らの動向とともに注目です。

 

 

そんな育成やチーム作りが気になる"お姉さん"世代に対し、白井貞義監督のもと急ピッチでのチーム育成が望まれているのがU-17世代のリトルなでしこ

 

その理由として、今年初旬にFIFA評議会で決定していた、今後5年間の毎年開催となったW杯が挙げられます。これまで2年に1度の頻度で開催されていたU世代のW杯ですが、育成年代の選手の国際大会参加の機会を増やすため、24チーム制から48チーム制への拡大化され、この世代は毎年開催に変更。男子も同様で会場も固定となり男子はカタール、女子はモロッコを会場に開催。なおこれらの変更に基づき、AFCからも9月にアジアカップでのチーム数拡大などが報じられており、来年については移行期間として、過去3回のすべての参加チームをランク付けした結果で出場チームを選抜しており、日本の他に北朝鮮、中国、韓国の出場が発表されています。他の大陸については、時間がない中ですがアジア以上に力が拮抗している地域が多いこともあり、予選や選手権によって決定するところが多く、すでに決まっているのはホスト国のモロッコとアジア、そしてオセアニアニュージーランドサモアのみとなっています。

それでもいきなり選手を招集し一からチームを作っていくのではなく、昨年から参加し、今年ポルトガルスウェーデンなどを破り初優勝を飾ったモンテギュー国際大会などでも大活躍となっていた、期待のU-16世代がベースとなりチームづくりが行なわれることでしょう。この時、決勝で闘ったオランダ協会からは「日本の同級生は強すぎた‼︎」との表現で、悪夢のような日本戦のレビューが投稿され、U-16を対象としたレベルの高い国際大会で知られる大会で、体格で勝る他チームを圧倒したそのパフォーマンスの高さを絶賛するほど…。

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大会最優秀選手には、前線での素早いプレッシャーから相手のミスを誘い、幾度となく攻撃のチャンスを作り出していた10番の髙橋佑奈選手が選出され、大会ベストスコアラーには、決勝でも2得点をあげ、日本の勝利に大きく貢献した中村心乃葉選手が選出されていました。もちろん選出された選手たち以外にも、フランス戦で2得点をあげるなど前線で大活躍していた岩田琳香選手や、追加点をあげていた飯田雫瑠選手などが積極的にゴールを狙っており、GKの熊澤果歩選手らをはじめとする守備陣も、素晴らしい動きを見せてくれていました。

 

そんな選手たちの多くが招集されるであろう、来年のリトルなでしこ。監督にはこのU-16世代の代表監督も務めていた白井氏がチームを率いますので、選手たちの個性や特徴、目指すべきチーム像はすでに把握しており、2月3日からの国内合宿で良いスタートが切れそうです。

 

A代表は2月のSheBelieves Cup、ヤングなでしこは5月末からのSUD Ladies Cup、そしてU-16代表がいどむ4月中旬からのモンテギュー国際大会などを楽しみつつ、10月初旬からのU-17女子W杯に期待したいですね。

 

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