コロナ禍により中国では、3年ぶりの開催となったフィギュアスケートGPシリーズ第4戦・中国杯。日本時間11月10日夜からはショートプログラムが行なわれ、海外メディアの予想を上回る演技で首位通過した宇野昌磨選手に、ファンの方々から称賛と期待の声が寄せられています。
9日には公式練習が行なわれ、日本勢5選手も氷の感触を確かめていた頃、海外メディアであるRocker Skatingのアナリストであるジャッキー・ウォン氏が男女シングルの予想を発表。これによると、宇野選手が銀、友野一希選手が銅、吉田陽菜選手が銀などとされていました。
そんな予想の中行なわれた女子のショートプログラムでは、ウォン氏から銀メダル予想された吉田選手が4番滑走に登場。冒頭には、挑戦のトリプルアクセルを入れてきましたが惜しくも転倒…。それでも会場を盛り上げる演技で64.65点を獲得し、3位発進となっていました。
3⃣ Hana YOSHIDA 🇯🇵 64.65
— AbsoluteSkating (@absoluteskating) 2023年11月10日
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8番滑走には渡辺倫果選手が、映画「アバター」の世界をイメージした衣装で登場。予定していた冒頭のトリプルアクセルは回避し、ダブルアクセルで魅せると、その後も壮大な世界観をイメージした演技で魅了し65.09点を獲得して、ルナ・ヘンドリックス選手に次ぐ2位に…。
2⃣ Rinka WATANABE 🇯🇵 65.09
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続いて男子ショートプログラムでは、4位予想となっていた山本草太選手がファイナル進出へのプレッシャーがどこかにあったのか、冒頭の4回転-3回転のトウループを見事成功させたのですが、その後のジャンプでミスが出てしまい、75.48点で悔しい8位通過となっていました。
そしてその直後に銅メダル予想の友野選手も、冒頭のコンビネーションジャンプを見事成功させるも、その後の4回転サルコウなどでミスが出てしまい、ここでも山本選手との仲の良さが炸裂…。それでも豊かな表現力で会場を魅了し、80.50点で6位となっていました。
最終滑走には銀メダル予想の宇野選手が登場。曲に合わせ滑らかに滑り出すと、冒頭の4回転フリップを華麗に着氷させ、続くコンビネーションジャンプや絶品のスピンなどでも魅せるなど完璧な演技で、105.25点と唯一の100点越えで見事首位通過となっていました。
1⃣ Shoma UNO 🇯🇵 105.25
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山本選手と友野選手のジャンプが仲良くお出かけしているようですが、吉田選手や渡辺選手もスモールメダルを手にし、何よりGPシリーズ後半にようやく姿を現した宇野選手の、圧倒的存在感を会場のみならず、世界中の方々が感じているようでした。
この結果を知ったファンの方々からは、
「仲良しコンビが不調だけど日本勢が大活躍♪
この調子でフリーも期待してます❤︎」
「ジャッキー・ウォン氏の予想もわかるけど、やっぱり予想は予想ですよね♪」
などといった声が寄せられ、フリーにも期待しているようでした。
なお続くフリーは、女子シングルが日本時間11日17時半過ぎから、男子シングルが同じく11日19時40分からとなっており、有料のテレ朝動画でライブ配信されることとなっています。