コロナ禍前の2020年以来、3年ぶりの開催となったフィギュアスケートGPシリーズ第4戦・中国杯。日本時間11月10日からの競技を前に、9日には公式練習がスタートしており、宇野昌磨選手をはじめとする日本勢も好調の良さをアピールし、期待が高まっています。
GPシリーズも後半戦となっている今大会には、日本勢として現世界王者の宇野選手をはじめ、2戦目となる仲良しコンビの友野一希選手と山本草太選手。そして、三原舞依選手の欠場は残念ですが、どちらも2戦目の渡辺倫果選手と吉田陽菜選手が参戦しています。
7日には、選手たちが自身のSNSを通じ中国渡航を報告してくれており、仲良しコンビは互いの様子を自身のSNSにアップに仲の良さをアピール。10日からのショートプログラムを前に、9日お昼過ぎから女子シングル、そしてペアを挟んで男子シングルの公式練習がスタート。
ショートプログラム4番滑走となった吉田選手は、ショートプログラムの曲かけで冒頭のトリプルアクセルで転倒があったものの、その後は氷の感触を掴んだのか、その他のジャンプを成功。調子の良さをみせ、スケートアメリカ4位以上の結果を求めているようでした。
そして前戦のスケートカナダで6位と悔しい結果となった渡辺選手は、ショートプログラム8番滑走に決定。曲かけ練習では、コンビネーションジャンプで転倒がありましたが、会場の氷が好みの硬めとのことで、ファンの方々からの期待が高まっているようでした。
その後に行なわれた男子の公式練習では、9番滑走となった山本選手がフリーの曲かけで練習。スケートカナダで優勝した好調そのままに、コンビネーションジャンプで堪える場面はあったものの、キレのあるジャンプやスケーティングで調子の良さを見せてくれていました。
そして10番滑走と、ここでも山本選手と仲の良さを見せた友野選手は、コンビネーションジャンプや4回転サルコウでミスがあったものの、豊かな表現力や滑らかなスケーティングを披露。スケートカナダで4位ということもあり、表彰台乗りに期待の声がよせられていました。
ショートプログラム最終滑走となっている宇野選手は、今大会がシーズン初戦。それでも緊張は全くしていない様子で、フリーの曲かけ練習では安定感のあるジャンプやキレのあるスケーティングを見せる好調ぶりで、ファンの方々の期待も高まっているようでした。
この公式練習での様子を知ったファンの方々からは、
「陽菜ちゃんも倫果ちゃんもみんな全力が出せますように…♪」
「今日の公式練習でこっちが緊張してきてしまった…
それにしても男子の滑走順すごいな…」
などといった期待の声が続々と寄せられていました。
そんな期待の高まるショートプログラムは、女子シングルが日本時間10日18時16分から、男子シングルが同じく10日20時からとなっており、有料のテレ朝動画でライブ配信されることとなっています。