日程的にもピッチ的にも、レギュレーション的にも大変なアジア2次予選を戦い抜き、見事アジア最終予選へと勝ち進んだサッカー日本女子代表・なでしこジャパン。11月10日には、FIFAランクで差のないブラジルとの2連戦が発表され、歓喜と期待の声が寄せられています。
アジア2次予選で圧倒的強さを見せながらも、来年2月に行なわれる北朝鮮代表とのアジア最終予選を控え調整をしたいJFA(日本サッカー協会)は10日、日本時間12月1日3時15分からと3日23時からの2試合、なでしこジャパンとブラジル代表との親善試合を発表。
\\ブラジルとの試合が決定🤝//
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2023年11月10日
🏆国際親善試合
🆚ブラジル女子代表🇧🇷
【第1戦】🗓️11.30(木)⌚️キックオフ時間調整中
【第2戦】🗓️12.3(日)⌚️キックオフ時間調整中
※ともに現地時間
🏟ブラジル国内で調整中
📺調整中
#BEYOURBESTSELF #最高の自分であれ #夢への勇気を#jfa #daihyo… pic.twitter.com/Ie2ZPKIbk9
すでにパリオリンピック出場を決めながらも、ここ1ヶ月の中でもFIFAランク的に近いカナダなどと精力的に親善試合を行なっているFIFAランク9位のブラジル代表。今後も、日本との2連戦直後にもニカラグアとの試合を予定するなど、強化に力を入れているようです。
Próximos compromissos: EM CASA! 🇧🇷
— Seleção Feminina de Futebol (@SelecaoFeminina) 2023年11月10日
Já anota aí na agenda! A #SeleçãoFeminina irá disputar três amistosos no Brasil durante a Data FIFA de novembro! Confira todos os detalhes! 😉 pic.twitter.com/KU1cnBBmjZ
ブラジルは2027年に開催される、女子W杯の開催に向けて動き出しているようで、男子はW杯で5回もの優勝をするほどの超強豪国ですが、女子はまだタイトルを獲得したことがなく、おそらく地元開催で、ホームという強みを味方に初優勝をしたいという目論見があるのでしょう。
11月上旬には、ブラジルからFIFAに誘致に向けた意向表明書が提出されているのですが、ドイツやベルギー、オランダなども同じく誘致したい考えで、今年開催されたオーストラリアとニュージーランドのW杯のように、近隣のアメリカやメキシコなどとの共同開催も…。
そのW杯開催地については来年5月に決定するのですが、地元サポーターたちからの理解を得られるように、徹底した強化を図るとみられるブラジル代表。そんな強化の相手に、日本代表が選ばれ、しかも強豪国チームという認識で、他より多い2ゲームが予定されているのです。
そんなブラジルとの親善試合に向け、池田太監督は
「すでにパリオリンピックへの出場権を確保したブラジルを相手に、チームのさらなる成長を図る機会にしたいと思います。
ブラジルは今年2月にも対戦しましたが、高い技術と勝利への執念を感じる、素晴らしいチームです。
来年2月に控えるアジア最終予選に向けて、地力のある相手に対し、チームとして確認すること、トライすることを整理し、勝利を目指して戦います!」
とこれまで勝ち越している相手ではありますが、気を引き締めて挑むことを語ってくれています。
この親善試合決定を知ったファンの方々からは、
「祝ブラジル戦!しかもアウェーで!
これは素晴らしい経験ができますね♪」
「FIFAランク1桁台の強豪とマッチメイク!
それだけ闘う価値があると世界が認めているということ♪」
などといった声が続々と寄せられています。
会場は2027年のW杯開催を目指すブラジルで調整中とのことで、キックオフの時間やテレビ放送などについては調整中とのこととなっていますが、これまでの盛り上がりからNHKが放送してくれることを期待しています。詳細をご覧になりたい方は、説明欄のURLからどうぞ。