パリ五輪出場に向け、北朝鮮とのアジア最終予選に臨むサッカー女子日本代表・なでしこジャパン。2月24日の第1戦の開催地が未定のままとなっていますが、13日からは合宿がスタートしており、そんな実力者揃いのなでしこメンバーを海外チームやメディアが大絶賛しています。
8日のメンバー発表会見では、五輪出場をかけた重要なアジア最終予選にもかかわらず、数週間後に迫った北朝鮮でのアウェー戦の会場が未定であることが明らかに…。それでも池田太監督が「相手は変わらない…」と語るなど、様々な準備を進めているなでしこ選手たち。
もともと平壌入り直前に予定していた中国合宿を、会場が不透明な状況を考慮し白紙としていましたが、13日午後からは千葉での国内合宿をスタート。まだ全員が参加している状態ではないのですが、それでも参加している選手たちは笑顔でトレーニングに取り組んでいました。
🔹なでしこジャパン🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年2月13日
2.24(土)、28(水)に行われる『パリ #オリンピック 2024 女子サッカー アジア最終予選』に向けて、活動を開始しました⚽️💨
🏆パリオリンピック2024 女子サッカー アジア最終予選
⚔️第1戦
🗓️2.24(土)⌚️未定
🆚朝鮮民主主義人民共和国女子代表🇰🇵
🏟 未定
⚔️第2戦… pic.twitter.com/XlZtFgW3xm
この合宿の様子を知ったファンの方々からは
不安要素も多いだろうけど頑張ってほしい！」
「オリンピック出場権を懸けた大一番！
なでしこジャパンを応援します！」
など期待の声が寄せられ、大きな注目が集まっています。
そんななでしこの選手に熱い視線を向けているのは、国内の方々だけではないようです。イギリスの公共放送局であるBBCは12日、「WSLに多くのアジア人選手が参加する理由」と題して、イングランドで活躍するアジアの選手、とりわけ日本人選手を取り上げた記事を配信。
現在、マンチェスター・シティの長谷川唯選手や、マンチェスター・ユナイテッドの宮澤ひなた選手、ウェストハム・ユナイテッドの清水梨紗選手など、多くのなでしこメンバーがこのリーグに参戦しており、その名門クラブへの移籍はたびたび大きな話題となっていました。
今回の記事では、マンチェスター・シティの監督の「彼女たちは非常に規律があり、コーチング可能で、強度のレベルは良好で、ゲーム理解のレベルは非常に高い！特にユイは私たちにたくさんのものを与えてくれた！」との言葉を載せ、長谷川選手の信じられない才能を評価。
また、長野風花選手所属のリヴァプールの監督も「フウカは試合をよく読む素晴らしい選手だ！」と絶賛すると、他の名門チームの監督らも、日本人選手たちの技術や才能、理解力の高さなどを高く評価し、現在自チームの選手たちの活躍を誇らしく語っているのです。
各チームの監督らは、なでしこジャパンなどの試合映像を分析し、スカウトに生かしているようで、これらのことがイギリスで才能ある日本人選手の注入につながり、これまでの成功例を考えると、今後もこの日本人選手の流入は続く可能性が高いことも記述されていました。
現在でも多くの選手たちが海外でプレーし、その力を伸ばしている状況なのですが、なでしこジャパンはこれからもまだまだ成長でき、そして日本の女子サッカー界すらも成長していくことでしょう。
