2026年のFIFA W杯アジア3次予選と2027年のアジアカップ出場に向け、順調な歩みを進めているサッカー日本代表・サムライブルー。日本時間6月11日に広島で行なわれる予選最終シリア戦で、AFCやシリア協会がシリアにベスト以上を尽くすよう要求しているようです。
すでに、9月から始まるアジアの強豪チームが集うW杯アジア最終予選への進出が決まっている日本代表。それもあり森保一監督は、前戦のミャンマー戦で3バックで序盤から挑み選手もそれに応え躍動し5-0で快勝すると、海外から称賛の声が寄せられていました。
FT | 🇲🇲 Myanmar 0️⃣-5️⃣ Japan 🇯🇵
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年6月6日
Five ⭐ Samurai Blue remain perfect in Group B!#AsianQualifiers pic.twitter.com/3j8BXtHFa3
そんな日本の2次予選最終戦の相手は、FIFAランク89位のシリア代表。グループ最終戦を前に、日本に次ぐ2位となっているのですが、3位の北朝鮮との差はごくわずかとなっており、この試合でどちらかがW杯アジア最終予選と2027年のアジアカップに出場することとなります。
🇰🇵 DPR Korea are back in the race for qualification while 🇯🇵 Samurai Blue remain perfect in Group B! #AsianQualifiers pic.twitter.com/wDyd2YCt2X
— #AsianCup2023 (@afcasiancup) 2024年6月7日
この試合を前に、AFCはグループBのプレビューを投稿。シリアと北朝鮮は何がなんでも勝利を望んでいるのですが、北朝鮮の相手は今予選4敗1引き分けのミャンマー、対するシリアの相手は、グループBで負けなしの日本となっており、この状況を押さえた上で…
「シリアはFIFA W杯予選の第3ラウンドに進出し、アジアカップサウジアラビア2027決勝のチケットを予約するには、ベスト以上の力を尽くさなければならないことを理解しているだろう…。
日本はこの第2ラウンドで驚異的な5勝を記録し、まだ1ゴールも譲歩していない。
これは、北朝鮮のすぐ側を走るシリアにとって悪いニュースであり、シリアが確実に前進するためには勝利しかないのだ!」
とこれまでにない強い論調でシリアが置かれている立場と、グループの頂点に君臨する日本に、命をかけて挑む必要があることを記述していました。
また、シリアサッカー協会からも日本戦に向け続々と最新情報が報じられており、その中で代表チームのヘクター・クーパー監督は
「我々は前の試合で次のラウンドへの出場権獲得を望んでいたが、この日本戦がその運命を決定する試合になってしまった…。
我々は旅を続けるためにできる限りのことをするつもりだ。
相手がどんなに強くても、試合の前に結果は決まることはない!
しかし今の日本から勝利を奪い取るためには、ミスのないほぼ完璧な、いやそれ以上の試合を提供しなければならない…」
とのインタビューを投稿。
この試合で文字通り死力を尽くし、勝利を収めることを約束していましたが、日本戦に向けて代表チームを待ち受ける難しい任務について、具体的な策は語られることはありませんでした。この投稿にはシリアサポーターの方々から賛否の声が飛び交っているようです。
なおこの日本対シリアは、フジテレビ系で全国生中継されることとなっており、チケットが完売となり満員となったエディオンピースウイング広島を会場に、日本が今予選有終の美を飾ってくれることでしょう。