カナダ・カルガリーを会場に、日本勢の大活躍で幕を閉じた世界ジュニア選手権2023。
3月6日にはエキシビションが行なわれ、日本勢からは、優勝を飾った三浦佳生選手や島田麻央選手ら男女シングルの4選手が出演すると、絶賛の声とともに、残念がる声が寄せられています。
5日まで行なわれていた競技では、男女シングルともに出場した2選手ずつが表彰台に上がるW表彰台に。
また、結成1シーズン目のはるすみペアも4位と大健闘し、きだもりカップルもフリーダンスで魅せるなど、若き日本勢スケーターが躍動した大会となっていました。
この日のエキシビションに日本勢として最初に登場したのは、男子3位の吉岡希選手。
青と黒の衣装を身に付け「Mountain Top」の曲に乗り、豊かな表現力で会場を魅了。
終盤の絶品のスピンには、会場から大きな拍手とともに、悲鳴にも似た歓声が送られていました。
続いて真っ白な衣装で登場したのは、女子3位の中井亜美選手。
「O Holy Night」の優しい曲に乗り滑らかに滑り出すと、冒頭のジャンプを軽やかに決め、観客の視線を釘付けに。
その後も、氷上で妖精が舞っているかのような演技に、盛大な拍手が送られていました。
そしてシニアの四大陸選手権に続き、まるで時空が歪んだようなジュニアチャンピオンとなった三浦選手は、大きな歓声と拍手の中登場すると、アップテンポな「組曲『 』」のリズムに乗り、競技でも見せた爆速のスケーティングで次々と技を披露。
四大陸選手権の会場となった、1,800m越えのコロラドスプリングスでの高地トレーニングの成果か、いつにも増して最後までパワフルで、キレのある演技を披露してくれた三浦選手には、フィニッシュ後、割れんばかりの拍手と声援が送られていました。
そして大トリには、最年少優勝となった島田選手が、圧巻の演技で会場を沸かせた「ライオンキング」で登場。
エキシビションバージョンとなったこのプログラムでも、高度な3回転ジャンプや、流れるようなコンビネーションジャンプで会場を魅了。
小柄ながらも、縦横無尽にリンクを駆け巡り、黄金のライティングも相舞って、まさにライオンのような王者の風格で演技を披露した島田選手。
その後の群舞にもすぐに参加し、最後の最後まで魅力溢れる技の数々で、会場を沸かせてくれていました。
これを観たファンの方々からは、
「ジュニアチャンピオンたちの舞いが素敵すぎる❤︎」
などという絶賛の声とともに、
「えっ、はるすみペアは4位だったから、エキシビにも出ると思ったのに…」
と2人の出演がないことに、残念がる声も寄せられていました。
今大会の日本勢の活躍により、ファンの方々からは
「はるすみペアもきだもりカップルも凄いじゃないか!日本最強時代到来の予感!」
というカップル種目も含めた、今後の日本勢の活躍を期待する声も寄せられていました。