2月13日に幕を下ろした四大陸選手権2023。
最終日には、豪華エキシビションやクロージングバンケットが行なわれ、日本ペア史上初優勝となったりくりゅうも参加。
現在世界ランク1位のりくりゅうには、海外からも称賛の声が続々と寄せられています。
1,800m越えの高地である、アメリカ・コロラドスプリングスで開催された今大会。
過酷な環境でありながらもミスを最小限に抑え、さらにそれを感じさせないほどの圧倒的スケーティングと演技力で優勝を飾った、りくりゅうこと、三浦璃来選手と木原龍一選手。
ISU(国際スケート連盟)が12日に更新したシーズンワールドランキングでは、チャレンジャーシリーズに出場していないながらも4位、そして過去3シーズンの成績でポイントをつけるワールドスタンディング、いわゆる世界ランクでは堂々の1位となっています。
今シーズンのライバルとなっている、アメリカのアレクサ・クニエリム選手・ブランドン・フレイジャー選手組とは246ポイント差となっており、この勝敗の行方は、3月末にさいたまで開催される世界選手権での直接対決で決せられると見られています。
そんな今や日本だけでなく、海外においても名実ともに世界トップペアとなっているりくりゅう。
2人の今大会での活躍について、ISUは「彼らは再び歴史を作った!ミスがありながらも、最高のパフォーマンスでシーズンベストに近い点を出して優勝したのだ!」と絶賛。
海外メディアも続々と称賛の声を届けてくれており、オリンピック公式サイトでは「彼らは勝利のシーズンを送っている」と負けなしの今シーズンを評価し、2人の練習拠点のあるカナダのスポーツ紙は「苦しい中、気合いで乗り切った勝利だ!」と大絶賛。
この他にも、フィギュアスケート専門サイトなどが2人の連勝街道まっしぐらであることを次々と報じ、大きな話題となっています。
そんな2人は13日のエキシビションで、またも世界中のファンの方々を魅了する、幸せ溢れる「I Lived」を披露。
大きな歓声と拍手を会場から受け取った2人は、その後各カテゴリーの金メダリストたちと肩を組み笑顔で写真に写ると、疲れもある中クロージングバンケットに出席し、苦しい中ともに闘ったスケーターたちと、素敵な笑顔をたくさん見せてくれていました。
And the Champions photo!
— Danielle Earl (@DanielleEPhoto) 2023年2月13日
📷 Danielle Earl/Skate Canada #danielleearlphotography #4ContsFigure #4CC23 #figureskating pic.twitter.com/Ep9mfYSpt6
四大陸フィギュアが終了しました⛸️
— 公益財団法人日本スケート連盟 Japan Skating Federation (@skatingjapan) 2023年2月13日
たくさんの応援ありがとうございました!#村元哉中 #高橋大輔 #千葉百音 #木原龍一 #三浦璃来 #佐藤駿 #渡辺倫果 #三浦佳生 #吉田陽菜 #島田高志郎 #小松原美里 #コレトティム pic.twitter.com/deWCIpNf7H
そんな、今や世界が注目するりくりゅうの2人には、日本フィギュアスケート界初となる『年間グランドスラム』への期待も高くなっており、それを感じているのか、まだ疲れが取れない中でも続く世界選手権に向けての意欲を語ってくれています。
その世界選手権の開幕までは、まだ1ヶ月以上あることから、ゆっくり休養を挟んだ後、カナダへ戻り、今大会でのミスなどから修正や調整に入っていくと思われます。