四大陸選手権2023の最終日となった2月13日、豪華エキシビションに日本勢7選手が出演。
日本ペアとして、今大会初制覇という快挙を成し遂げたりくりゅうペアも出演し、大会を華やかに締めてくれています。
標高の高い会場で開催されていた今大会。そんな過酷な条件の中でも、大きな感動を与えてくれていた選手たちが、大会最終日のエキシビションに登場。
日本時間13日10時半から行なわれたエキシビションに、日本勢として最初に登場したのは小松原夫妻組。
尊選手の実家が近いということもあり、一際大きな声援の中演技をスタートすると、フリーダンス直後とは思えないキレのある滑りや、力強いリフトで魅了していました。
後半には、今大会男子シングル3位の佐藤駿選手が、花柄のシャツを身に纏い「Flower Dance」をしっとりと熱演。
そのまるで花びらが舞っているかのような、華麗なスケーティングやジャンプで虜となった方々からは、演技後、大きな歓声と拍手が送られていました。
そして佐藤選手と同じ仙台出身で、見事な巻き返しで女子シングル3位となった千葉百音選手は、白い衣装を身に纏い「エデンの東」を可憐に舞い、ジャンプの度に歓声が…。
演技後、美しい世界観を表現した千葉選手の顔には、素敵な笑顔が溢れていました。
終盤には、今大会最年少で優勝を果たした男子シングルの三浦佳生選手が、ピアノジャックのアップテンポな曲に合わせ、またも爆速の演技を披露。
ここが高地であることを忘れてしまうくらいの勢いと、もの凄い回転速度のジャンプに、大きな歓声が上がっていました。
そして、日本勢最後に登場したのは、りくりゅうこと、三浦璃来選手と木原龍一選手。
リンクイン前には、つなぐ手を左右間違えるという可愛い姿を見せると、昨シーズンからのエキシビションナンバーである「I Lived」を、笑顔いっぱいで演じ始めた2人。
冒頭の高さのあるツイストリフトで会場を沸かせると、安定感と力強さを感じるリフトや、まるで空を舞っているかのような演技の数々に魅了された会場の方々。
お互いの目をしっかり見合っての演技や、三浦選手の足を持っての『ぶん回し』に驚きの声が…。
しかし、最後は疲れもあってか、少し遠めの位置でフィニッシュをすると、お互い思わず笑いが込み上げた2人。
リンクサイドに捌けるまで、大きな歓声と拍手は鳴り止まず、今や名実ともに、世界トップペアとなったりくりゅうとなっていました。
フィナーレでは、各カテゴリーごとに素敵なシンクロを見せてくれた選手の皆さん。
最後は、今シーズンをもって引退するカナダのキーガン・メッシング選手がバックフリップを決め、盛り上げていました。