フィギュアスケートのジュニアグランプリシリーズ第2戦目となるオーストリア大会で、女子シングルの村上遥奈選手が2位で銀メダルを獲得。
昨シーズンのペアでの銅メダル獲得に続き、シングルでも表彰台に上がる快挙に、ファンの方々から称賛と期待の声が寄せられています。
日本時間8月31日に行なわれた男女ショートプログラムには、日本から若き4選手が出場。中でも、女子シングルの村上選手は見事な表現力と華麗なジャンプで魅了し、2位につける好発進を見せてくれており、ファンの方々から表彰台のりへの期待の声が上がっていました。
そんな中、9月2日早朝に行なわれた女子フリーでは、ショートプログラム5位通過の柴山歩選手が登場。冒頭のダブルアクセルを華麗に決め勢いに乗りたかったところですが、その後2回の転倒があるなどリズムに乗れず、総合157.39点で6位とキスクラで涙を見せていました。
そして2位通過となっていた村上選手は、昨シーズンからの継続プログラムで登場。シングルに集中したこともあってか、昨シーズンから表現面などにおいて大きく成長し、ジャンプも次々と成功させ、このまま行くかと思われた最後に転倒してしまう事態に…。
それでもショートプログラムでの貯金が生き、総合168.37点で2位を死守。首位の韓国・シン・ジア選手には及びませんでしたが、昨シーズンのはるすみペアとしてのジュニアグランプリ大会銅メダル獲得に次いで、シングルとしても銀メダルを獲得する快挙となっていました。
Haruna Murakami 🇯🇵 🥈 105.71 / 168.37
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年9月1日
“I am very happy. It was my goal to be on the podium and I reached it!
When I skated pairs I realized I wanted to to singles again, so here I am. 😊
My next competition is probably the JGP in Budapest. Of course it would be super nice to… pic.twitter.com/k7PS4Qh5fd
この演技や結果をご覧になったファンの方々からは、
「村上遥奈ちゃん銀メダルおめでとうございます❤︎
JGPでペア3位とシングル2位は、別カテゴリーでのメダル獲得として日本初のこと?
これは信じられない快挙!」
などといった祝福の声が続々と寄せられていました。
続いて、2日深夜から3日にかけて行なわれた男子シングルのフリーには、まずショートプログラム16位と苦しい出だしとなった西野太翔選手が登場。ジャンプを次々と成功させ、ミスも最小限に抑えると、フリーだけなら6位となる好演で総合175.90点で9位と挽回。
続いて、ショートプログラム4位通過で表彰台のりの期待のかかっていた垣内珀琉選手は、冒頭のコンビが決まらないなどジャンプで精度をかく展開に…。それでも、総合180.51点で自己ベストとなるなど、今後に期待させてくれる楽しい演技となっていました。
今大会では、銀メダルを獲得した村上選手をはじめ、ミスが目立ってしまった日本勢でしたが、将来性が感じられる表現力の高さや構成に、ファンの方々からは
「すごく雰囲気があって、これからますます楽しみになりました❤︎」
などといった期待の声が寄せられていました。
ジュニアグランプリシリーズ2大会連続の表彰台となった日本勢。次週開催の第3戦目となるトルコ大会には、男子シングルに中田璃士選手と蛯原大弥選手、女子シングルに中井亜美選手と上薗恋奈選手が出場します。