フィギュアスケートのジュニアグランプリシリーズ第3戦目となるトルコ大会のSPが、日本時間9月6日夕方からスタート。
第1戦で優勝を果たしていた中井亜美選手が見事首位通過すると、JGPデビューとなった蛯原大弥選手も鮮烈デビューで首位となり話題となっています。
第1戦目となるタイ大会で、それぞれ優勝を飾っていた中井選手と中田璃士選手に加え、上薗恋奈選手と蛯原選手の今大会がジュニアグランプリデビューとなった2選手がどんな演技を見せてくれるのか、ファンの方々からは今大会に期待の声が寄せられていました。
そんなファンの方々の期待の高まる中、まずは女子ショートプログラムの1番滑走として上薗選手が登場。まだ13歳とは思えないほどの落ち着きとオーラを放ち、曲とともに滑り出すと冒頭のダブルアクセルから観ている方々を魅了し、その世界観に惹き込んだ上薗選手。今大会最年少で国際大会デビュー、さらに1番手というプレッシャーを感じさせないノーミスの演技で、63.64点で4位につけていました。
そして女子の最終滑走には、ここで上位を取れば12月のファイナル進出が決まるという、こちらも緊張感漂う中に中井選手が登場。冒頭のダブルアクセルを華麗に着氷させると、続くコンビネーションの3回転フリップで堪える場面がありながらも、続けて3回転トウループを決めると会場からは拍手が…。そのままほぼノーミスの美しい演技を披露した中井選手は、67.07点で見事首位通過となっていました。
Beautiful performance by Ami Nakai (JPN)!🔥 With a flawless program Ami takes the lead after the Short Program at #JGPFigure in Istanbul, 🇹🇷 #FigureSkating pic.twitter.com/df5ueqeUUG
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2023年9月7日
続いて男子ショートプログラムでは、なんと前回大会優勝の中田選手が1番滑走に登場。中田選手も上位ならファイナル進出のかかる大事なショートプログラムとなっており、冒頭のトリプルアクセルから勢いよく挑みましたが、勢い余ってステップアウトする事態に…。それでもなんとか堪えその後をしっかりとまとめ、解説者からの「誕生日おめでとう!」メッセージの中、73.55点で3位通過となっていました。
そして、この大会で鮮烈のデビューとなっていたのが、19番滑走に登場した蛯原選手。14歳とは思えないほどの落ち着きを放ち、冒頭のトリプルアクセルを決めると、続くコンビネーションジャンプで堪える場面がありましたが、最後まで大きなミスを出さず気持ちのこもった演技で会場を魅了。76.10点という得点が発表されると、本人もコーチも驚きの表情となり、見事首位通過となっていました。
Jumping to the lead!🔥 Daiya Ebihara (JPN) jumps to take the lead at #JGPFigure in Istanbul, 🇹🇷 #FigureSkating pic.twitter.com/YKuUkV27tw
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2023年9月7日
この日本勢の活躍をご覧になったファンの方々からは、
「中井亜美ちゃんSP首位おめでとう♪
これは2連覇&ファイナル進出決定か?」
「蛯原くんはデビュー戦なのに素晴らしい!
ぜひ璃士くんと一緒に表彰台に乗ってほしい!」
などといった期待の声が寄せられていました。
なお続くフリーは、女子が日本時間8日22時から日を跨いで行なわれ、男子は9日17時から行なわれ、それぞれペアやアイスダンスと一緒に表彰式が行なわれることとなっています。