JSF(日本スケート連盟)はグランプリシリーズ第6戦となるNHK杯に、長岡柚奈選手と森口澄士選手のゆなすみペアの追加選出を発表。その発表の翌日となった9月7日には、森口選手から『ペア専念』の決意が語られると、その熱い想いに涙を流されるファンの方々が…。
今シーズンは、シニアのグランプリシリーズ最終戦となった、11月24日から競技がスタートするNHK杯。JSFは6日、7月末の選考会や推薦などにより、男子シングルに壷井達也選手、女子シングルに青木祐奈選手、そしてペアには結成間もないゆなすみの追加選出を発表しました。
日本スケート連盟の理事会が行われ、GPシリーズNHK杯(11/24〜26、東和薬品RACTABドーム)の追加選手が承認されました。#壷井達也(男子)#青木祐奈(女子)#長岡柚奈 #森口澄士 組(ペア)
— 𝓕𝓲𝓰𝓾𝓻𝓮𝟹𝟼𝟻 (@figure365) 2023年9月6日
現在、先輩であるりくりゅうペアが練習拠点としているカナダのスケートオークビルで、さえルカペアとともに強化合宿に取り組んでいるゆなすみの2人。この発表の前には、陸上トレーニングをする様子が投稿されており、ファンの方々から期待の声が寄せられていました。
しかし、4日に発表されていた国内ブロック大会となる近畿大会に、本田選手たちは二刀流のシングルとしてエントリーしているものの、森口選手らのシングルとしてのエントリーがなかったため「もしや今年はペアに専念するのか?」などといった声があがっていました。
そんな中、7日正午に森口選手は自身のSNSで
「今シーズンより、ペア競技に専念することを決意しました。
シングルとしての試合も練習も、仲間のみんなも先生方も大好きなので、長い期間悩みに悩み、たくさんの方に相談に乗っていただきましたが、この度、覚悟を決めて、僕の夢であるオリンピックや沢山の目標をペアとして目指すことに決めました。
シングルスケーターとして支えてくださった先生方、スケーターのみんな、木下グループ・木下アカデミーの皆様、いつも応援してくださるファンの皆様、そして家族、本当にありがとうございました。
シングルスケーターとして培った経験は本当に素晴らしいものでした。
今後ペアとして歩む人生にもその貴重な経験を活かし、これまでお世話になった皆様に恩返しできるようなスケーターになりたいと思います。
技術的にも精神的にもパートナーを支えられるかっこいいペア男子になれるよう頑張っていきますので、引き続き、どうぞ応援よろしくお願いいたします!」
との強い決意を語ると、これまでシングル選手としてや、昨シーズンはるすみペアとして応援してきたファンの方々は、この熱い想いや決断に感涙…。
「森口くんの決意の言葉に胸が熱くなった!
今後はゆなすみペアとして頑張ってほしい!」
「森口くんのペア専念宣言に期待しかない!
ゆなすみを全力で応援します♪」
などといった声援が続々と寄せられており、前日のNHK杯への参戦とともに称賛されていました。
なお、今回のNHK杯には先輩であるりくりゅうペアももちろん参戦することとなっていますので、日本のペア2組の直接対決もファンの方々が待望しているところとなっています。