サッカー・U-20女子W杯の開幕まで、いよいよあと1日と迫った8月下旬。現在、高地への順化、そしてトレーニングが順調に進むU-20女子日本代表・ヤングなでしこと同グループに入ったチームの監督から、日本戦に向けての戦々恐々発言がFIFAから投稿されています。
高地での今大会に向け早めの現地入りをしていた日本は、事前キャンプ最終日に大会出場国と非公開のトレーニングマッチを実施し、仕上がりの良さを実感。これらの様子はなでしこ公式SNSによって続々報じられており、日本時間3日からの初戦に手応えを語っています。
🔹U-20日本女子代表🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年8月29日
『FIFA U-20女子ワールドカップ』の開催地コロンビア・ボゴタで、事前キャンプを行ってきたU-20日本女子代表。
高地順化と時差調整から徐々に練習強度を上げて、いよいよ明日から大会期間に入ります。… pic.twitter.com/EGRRETznrz
この投稿の中で、今大会ヤングなでしこを率いる狩野倫久監督から、選手たちにとって未知の標高という課題に対し、チームスタッフ総出で対応したこと、それらがうまくいきいいコンディションで準備が進められてきたことなどが語られており、高地への順化・調整と同時に、チームの狙い・コンセプトを浸透させながらトレーニングを構築することができたこと。また、守備的な部分をチームとして整理し、攻撃の部分においては、更にそれをゴールに結びつける精度を高めていくことが、ニュージーランドとの初戦に向け必要であることが語られました。
そんな初戦で戦うニュージーランドの印象について、「やはり大柄な選手たちがいて、その中にはスピードの特長をもつ選手もいる。そしてセットプレーが強みだという印象。これまでなでしこジャパンをはじめ、各年代でも数多くニュージーランドと試合をしてきているので、対策を講じてくると思うが、我々としては、対策・対応をするだけではなく、選手たちが世界の大舞台で思い切って自分たちのフットボールを、失敗を恐れずに躍動できるということが一番望ましい姿だと思っている。その上で初戦で勝ち点3を獲得できることが一番」と選手たちの力を信じ、初戦を白星で飾ることを宣言してくれています。
The squad to compete at the FIFA U-20 Women's World Cup in September has been confirmed 🇳🇿🏆
— New Zealand Football 🇳🇿 (@NZ_Football) 2024年8月19日
Congratulations to all selected! 🙌
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そんな中、「日本とグループステージで戦うオーストリアを「初のU-20女子W杯に臨むオーストリア」と題して、FIFAがマルクス・ハックル監督の独占インタビューを掲載し、その中で日本について言及。
今大会初出場ながら、「勝つために来た!」と豪語するハックル監督は、「アグレッシブなハイプレスこそが我々の強み」としてグループステージの突破、そして少なくともラウンド16へ進出することを目標に1戦1戦ベストを尽くすことを明言。さらにグループステージについては…
「ガーナとニュージーランドは我々と同じようなレベルだ。過去に何度かU-20W杯を戦った経験というアドバンテージがあるが…」
と余裕をみせた一方、
「日本と対戦するのはW杯の優勝候補の一角と戦うということだ…」
と前回大会2位の日本に戦々恐々となっているようでした。
そんなグループステージでの戦いを前に、ヤングなでしこの選手たちはこれまで新たな歴史を切り開いてきた先輩なでしこの皆さん同様、ここで活躍し一気に世界へ羽ばたく選手もいることでしょう。