フィギュアスケートジュニアGP第3戦タイ・バンコク大会の競技2日目。アイスダンスのRDにはさらあつカップルが登場し、ミスはあったものの観ている方々を魅了する演技を披露すると、女子では髙木謠選手と岡田芽依選手が表彰台に上がる活躍となっています。
前日の男女SPでは女子が2位と3位通過、そして男子も2位と5位通過となっており、表彰台圏内につける好発進となった日本。そしてこの日は、昨シーズン世界ジュニア選手権にも出場し力を伸ばし続ける、岸本彩良選手と田村篤彦選手のさらあつカップルがアイスダンスに登場。
エントリーした15組中12番滑走に登場したさらあつは、リンクに映えるショッキングピンクとブルーの衣装で滑らかに滑り出すと、冒頭の息の合ったステップシークエンスやツイズルで一気にその世界観に惹きこみます。その圧倒的スピード感にも驚き目を奪われていると、ステップ中にまさかの転倒があった2人…。それでも最後までスピードを落とさず滑り切ると、キスクラで肩を落とす岸本選手を優しく励ます田村選手の姿に心打たれたファンの方々。ミスがありながらも51.58点を獲得し、7位でFDでの巻き返しを誓っていました。
この後に行なわれた女子FSでは韓国のシン・ジア選手が不調の中、SP3位通過の岡田芽依選手が肝の座った演技を披露。冒頭のコンビネーションジャンプを成功させ素晴らしいスタートを切ったものの、続く3回転ループなどでミスが出てしまった岡田選手。しかしここからが岡田選手の真骨頂だったようで、ミスがあったことが嘘だったかのような素晴らしいジャンプと演技で次々と観せると力強くフィニッシュ。その強い意志と想いはジャッジにも伝わり、総合175.96点でジュニアGP初出場ながら3位となっていました。
そしてその直後に登場したのは、SP2位通過の髙木謠選手。冒頭のコンビネーションジャンプなどを次々と決め、中盤予定構成通りにならなかったところもありますが、ノーミスの演技に加え、観ている方々の心を鷲掴みにする圧倒的表現力のまま演技を終えた髙木選手。この大会で無双していた中国のイーハン・ワン選手には後一歩及ばなかったものの、総合188.54点を獲得し2位に。表彰式では岡田選手とともに最高の笑顔を見せてくれた髙木選手は、12月のファイナル候補に名乗りをあげ、ファンの方々からも期待の声が上がっていました。
この2人の活躍をご覧になった方々からは、
「女子のジュニアも激戦がすぎるっ!
謠ちゃんも芽依ちゃんもおめでとう♪」
「芽依ちゃんジュニアGPデビューで表彰台❤︎
台乗りだと日本女子は2戦目もあるはずよね?」
など称賛と次戦への期待の声が寄せられていました。
🔥 Yihan Wang shines with an incredible performance, claiming the gold in the Women's Final at #JGPFigure 2024 in Bangkok! ⛸️✨
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年9月13日
Final results for the Women's event at #JGPFigure 2024 in Bangkok, 🇹🇭:
🥇 Yihan Wang
🥈 Yo Takagi
🥉 Mei Okada
Full results 👉 https://t.co/TIrTt6c9Fd… pic.twitter.com/uuZ7P1sil2
なお競技最終日となる日本時間14日お昼過ぎからは、アイスダンスのFDと男子FSが行なわれることとなっており、女子に続いて男子2選手にも台乗りが、さらあつには順位上げが期待されているようです。