日本時間9月19日から競技がスタートした、フィギュアスケートジュニアGP第4戦トルコ・アンカラ大会。中井亜美選手が復活の首位通過を果たすと、さえルカが自己ベストを更新、さらに中村俊介選手がノーミスの2位発進など、見どころ満載の競技初日となっています。
ジュニアGPも後半戦となり、今大会にも出場の中村選手やさえルカペアたちのように2戦目となる選手も参戦する中、日本からは男子に中村選手、ペアにはさえルカ、そして女子にはそれぞれ今シーズンジュニアGP初戦となる中井選手と河野莉々愛選手が参戦。
競技初日となった19日は女子シングルのSPからスタート。8番滑走には昨シーズンジュニアGP2大会を制した中井選手が登場し、この夏にクリケットクラブでジャンプの精度を高めた中井選手は、昨シーズンの腰の痛みからの不調を払拭する素晴らしい演技を披露。
冒頭のダブルアクセルを華麗に着氷させると、観ている方々を魅了したままフィニッシュ。この演技で66.22点の首位通過となると、ISUからは「彼女の華麗なスケーティングは、エキサイティングな大会になることを約束する!優勝を勝ち取れるか注目だ!」と絶賛投稿が…。
🔥 Ami Nakai shines in Ankara with an outstanding performance, taking the lead in the Women’s Short Program at #JGPFigure 2024! 🏅⛸️✨ This brilliant skate sets the stage for what promises to be an exciting competition. 🙌 Can she hold on to claim the title? Stay tuned! 🔥… pic.twitter.com/oHsK6VnxUf
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年9月19日
そして10番滑走には、河野選手が紫の衣装を身に纏い登場。昨シーズンの全日本ジュニアで7位入賞を果たすなど成長著しい河野選手でしたが、今大会がジュニアGP初参戦という緊張からかステップで転倒があると、得点を伸ばせず54.55点で10位発進となっていました。
続いて行なわれたペアのSPには、ジュニアGP2戦目となる清水咲衣選手と本田ルーカス剛史選手のさえルカが6番滑走に登場。前戦のオストラヴァ大会では惜しくも4位となっていた2人は、この短期間で成長を感じさせてくれる素晴らしい演技を披露。
デススパイラルが残念ながらノーカンとなってしまいましたが、それ以外はレベルも上げ2人が互いを信頼して演じているのが感じられる演技となっており、このSPで自己ベスト更新となる48.04点で4位通過となると、メダル獲得とファイナル進出に期待の声が…。
そして日本では日付を跨いで行なわれた男子SPには、第1戦リガ大会のFSで挽回し3位となっていた中村選手が登場。前戦で崩れたコンビネーションジャンプも決めるなど、全てのジャンプを成功させると、華麗なステップでも観客の方々を魅了した中村選手。
この素晴らしい演技で75.59点を獲得し2位通過となると、この演技をご覧になった方々からは、ファイナル進出に大きく前進したことに歓喜の声が寄せられており、前戦でも観せてくれた華麗なFSで優勝を狙ってほしい旨のコメントが続々寄せられていました。
🔥 Jacob Sanchez shines in Ankara with a brilliant performance, taking the lead in the Men's Short Program at #JGPFigure 2024! 🏅⛸️✨ Can he hold onto the top spot and claim the gold? Stay tuned! 🔥
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年9月19日
Results after the Men's Short Program at #JGPFigure in Ankara, 🇹🇷:
🥇 Jacob… pic.twitter.com/QmG12Ok3dZ
そんな見どころ満載の今大会は、日本時間20日夜からペアと女子のFS、そして21日夕方からは男子FSが行なわれることとなっており、競技の様子はISUの公式YouTubeでライブ&アーカイブ配信されています。