フィギュアスケートジュニアGP第1戦ラトビア・リガ大会最終日に、これ以上ない最高の演技を披露してくれた高橋星名選手、中村俊介選手、そしてすみいぶカップルの日本勢。高橋選手の初出場での優勝や、中村選手の怒涛の巻き返しなどを海外メディアも称賛しています。
前日の女子FSでは、島田麻央選手が国際大会連覇記録を更新する優勝を飾ると、ISUや海外メディアもミスからの立て直しや強すぎる精神力を絶賛。そんな同じ木下アカデミー生だった島田選手に負けていられないと、大会最終日には男子とアイスダンスの4選手が奮闘。
SPのコンボでミスがあり5位通過となっていた中村選手は、その直後のインタビューでFSでの巻き返しを誓っていましたが、宣言通りFSでは圧巻の演技を披露。冒頭のコンボでオーバーターンとなってしまうと、その直後にすぐさまリカバリする攻めの姿勢を見せた中村選手。
その後はジャンプでミスがありながらも、流れるようなスケーティングと豊かな表現で魅了した中村選手はFSで3位、そして最終も3位となる総合212.73点となると、海外メディアのインタビューで「今日は宣言通り攻めベストを尽くした!」と達成感を語っていました。
Shunsuke Nakamura 🇯🇵 secures the 🥉
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年8月31日
“I did attack today as I wanted. Not everything worked but I gave my best.
I smiled after the 3-3 combo because it was planed I do a 2T but I did a 3T instead.
My big goal for this season is to reach the JGP final.”
Asked on which of his two… pic.twitter.com/A4b7KRLHVY
そんな先輩の奮闘に力をもらったのか、ケガにより今シーズンがジュニアデビューとなりながらも、首位通過となっていた高橋選手が、文字通り若さ弾ける演技を披露。冒頭のコンビネーションジャンプを華麗に決めると、途中の4回転は避け完成度を重視した演技を披露。
優勝を飾ったサマーカップの四季よりも、さらに音に乗りその世界観を存分に身体で表現すると、フィニッシュ後にはSPに続き完璧な出来に思わずジャンプした高橋選手。この演技で148.61点を獲得し総合229.66点となると、文句なしの優勝に海外からも絶賛の声が…。
The cleanest of skates for Sena Takahashi in Riga 🇱🇻 for a win at the opening ISU Grand Prix of Figure Skating of the season.
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2024年8月31日
Full results 👇https://t.co/pUAupMm7is pic.twitter.com/7SJRdWUJm3
ISUは、「リガのジュニアGP開幕戦で、セナタカハシが最もクリーンな演技を披露し優勝を果たした!」と公式SNSで称賛すると、海外メディアも優勝後のコメントや、優勝が決まった際の驚きの瞬間とともに「14歳の新スター誕生の瞬間だ‼︎」と絶賛投稿をしていました。
When you win your very first JGP at 14 years old: Sena Takahashi 🇯🇵 🥳👏🏻#JGPFigure #JGPRiga #FigureSkating pic.twitter.com/cN5GUirdmh
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年8月31日
その後に行なわれたアイスダンスのFDでも、吉田菫選手と小河原泉颯選手のすみいぶカップルがそのポテンシャルの高さを発揮。前日のRDで10位発進ながら、観ていた方々をその世界観に惹き込んでいた2人は、この日も国際大会初出場とは思えない表情で演技を披露。
スタートから一瞬でファンの方々待望のワンピースの世界観に惹き込むと、冒頭のリフトで波に乗ると息の合ったツイズルやステップシークエンスを魅せ、あっという間にフィニッシュ。FDだけなら7位という伸びをみせ、総合125.51点で最終8位と順位を伸ばしていました。
そんな最終日の日本勢の活躍をご覧になった方々からは、
「星名くん俊介くん表彰台おめでとう♪」
「すみいぶファンにとっては皆が大満足の結果だったと思う♪」
などの喜びの声が続々と寄せられていました。