8月31日から続々とグループステージ初戦が行なわれているU-20女子W杯。日本時間9月3日にニュージーランドとの初戦を迎えるU-20女子日本代表・ヤングなでしこについて、優勝候補の一角であることから、FIFAやAFCが続々と日本への期待を示す記事を投稿しています。
今大会開催国であるコロンビアがオーストラリアを2-0で下したり、前回大会優勝のスペインや、男子だけでなく女子も力をつけてきているブラジルなどが順調に初戦を勝利で飾ったりと、大きな波乱や番狂せもなく始まったU-20世代の世界女王を決める今大会。
That's a wrap on day one. 🎬
— FIFA Women's World Cup (@FIFAWWC) 2024年9月1日
Relive #U20WWC action with highlights on FIFA+ 🤩
そんな今大会の様子を報じるFIFAから1日、「6年ぶりの優勝を狙う日本」と題してヤングなでしこを率いる狩野倫久監督に取材を行なった記事が投稿。この記事の冒頭、日本は前回大会準優勝ながら、2018年大会には優勝と今大会も優勝候補の一角であることを確認。
https://www.fifa.com/ja/news/articles/michihisa-kano-japan-coach-interview-ja
そんな過去大会からは、「前回大会の経験を踏まえつつ我々は常に先を見据え、A代表がさらなる強さを手に入れるために何が必要かを考えチャレンジしていく」として、これまでの経験を活かしつつも、強い日本代表を目標に選手たちとともに挑戦を続けていくことを宣言。
そんな日本がグループステージで闘うチームの印象については、大柄な選手が多くスピードもあるニュージーランド、アフリカ大陸特有の身体能力をもち、スピードやストライドの長さが特徴のガーナ、アグレッシブなプレースタイルで背後を突いてくるオーストリアと分析。
これらを踏まえた上で、今大会に出場するヤングなでしこの強みやユニークな点として「我々の強みは、アグレッシブに挑戦し失敗を恐れない姿勢だ。特にディフェンシブチャレンジを積極的に行ない、ボールを奪った後素早く攻撃に転じることを重視している。自分たちのボールを大事にし、攻撃を展開することで得点を狙いたい…」と語ると、グループステージ突破後に待ち受けているであろう、スペインやアメリカなどの強豪チームとの対戦で勝ち続けていくことについて、
「世界のフットボールは進歩し続けている。特にディフェンシブチャレンジのインテンシティーが高まり、フィジカルフィットネスの重要性が増している。このようなハイインテンシティのゲームにおいて、戦術的な攻防が繰り広げられる。我々は個々の選手の能力を伸ばし、世界で輝くために必要なスキルを磨いている。世界の強いチームにはそれぞれのポジションに素晴らしい選手たちがいて、そういった選手たちにそれぞれの武器や特徴がある。日本の女子選手たちもさらなる個のレベルアップということに念頭を置きながら、指導に取り組んでいる…」と1体1で負けない強さの育成を明言。
そしてインタビューの最後には、「日本代表として目の前の一戦一戦を全力で戦い、勝利を掴むことが我々の目標。世界の舞台で自信をもち、ピッチで自分の強みを発揮し、ゴールという結果を出すことを目指す。そして優勝に向けて全力で戦う覚悟だ!」とまとめてくれていました。
また同日、AFCからも日本の初戦・ニュージーランド戦のプレビュー記事が投稿され、2023年のOFC U-19女子選手権決勝でフィジーを7-0で破り、タイトルを獲得したニュージーランドに対して、日本は気を抜かず慎重に戦う必要があるとしながらも…
「狩野倫久ヘッドコーチが率いるチームには質の高いメンバーが揃っており、日本はラウンド16以降の出場権を獲得する最有力候補であり、2度目のタイトル獲得に挑む!」と日本の躍進に期待を寄せてくれています。