「羽生結弦 notte stellata」公演最終日を迎えた3月12日。
アイスショーに体操界のレジェンド・内村航平さんが演技で加わるという、『神々の共演』に酔いしれたファンの方々からは「ずっと終わらないで欲しい!」との惜しむ声が寄せられています。
初日・2日目の公演を終え、12年前の東日本大震災に向けて気持ちを送り続けてきた羽生さん。
12日の最終公演では、その気持ちがより一層感じられるような、キレのあるスケーティングと言葉たち、そして出演者たちとの舞を見せてくれていました。
公演を観た方々からは、冒頭の「Notte Stellata」や終盤の「春よ、来い」にも多くの反応が寄せられているのですが、やはりスペシャルゲストとして今公演に力を貸してくれている内村さんとのコラボが圧倒的となっており、多くの称賛の声が寄せられています。
黒を基調とし、金メダリストを印象付ける金の装飾を付けた衣装で合わせた2人は、コラボ曲・映画「1492コロンブス」で高いシンクロとそれぞれのパフォーマンスを披露。
羽生さんと内村さんが呼応しながら、お互いを煽り、熱を帯びていくかのように高まるボルテージ。
内村さんはソロでも床運動を披露し、内村さんが選手時代からこだわってきた着地を、ひねり技からピタリと決め会場を沸かせてくれていましたが、羽生さんとのコラボでは、その何倍も動きが洗練され、フィギュアスケートとの見事な相乗効果を見せてくれていました。
最終日は登場の演出に迫力があり、床運動のマットでは、これまで以上に高く大きく演じたかと思うと、円馬でもより速く大きく旋回した内村さん。
負けじと羽生さんもキレのあるスケーティングやスピンを披露し、会場からはため息にも似た声が漏れ出していました。
このそれぞれの競技で頂点をとった2人の共演をファンの方々は『神々の共演』と呼び、
「新しい未来を感じる、素敵なコラボでした!」
「今日でおしまいなのがもったいなさすぎる!」
などといった惜しむ声が数多く寄せられていました。
そんな感動に浸っていた最終日のフィナーレでは、1日目は手を引かれながら何とか滑っていた状態の内村さんが、1人でも滑られるまで成長。
そして何と、羽生さんがBTSのDynamiteをリンク上でも披露するなど、サプライズに驚く方々が大勢いらっしゃいました。
そんな様子を見て、
「今日でこの公演『notte stellata』は完成形って感じがした!」
といったコメントも寄せられており、日々成長と反省、そして改善し続ける2人が出演するからこその、1日1日が最高のアイスショーとなっているようでした。
そんな羽生さんは、じっくり休む間もなく続くアイスショー「STARS ON ICE 2023」に出演することとなっており、3月30日の大阪公演を皮切りに、岩手・横浜と4月9日まで、また感動を届けてくれそうです。