イランで開催されているバレーボールアジア男子選手権で、3大会ぶりの優勝を目指す男子日本代表の龍神NIPPON。
前日勝利したタイ戦からメンバーを大幅に入れ替え臨んだウズベキスタン戦で、若手を起用し層の厚さを見せつけ勝利すると、喜びの声が続々と寄せられています。
9月末から開幕するパリオリンピック予選のW杯前哨戦となる今大会。前日の初戦タイ戦では、ネーションズリーグで世界を沸かせた主力メンバーを投入し、相手サーブに苦戦を強いられるも、危なげなく3-0のストレート勝利でファンの方々を喜ばせてくれた龍神NIPPON。
#アジア選手権大会 予選リーグ初戦、#バレーボール男子日本代表 はタイにセットカウント3-0で勝利しました。#バレーボール #volleyball#ALLforPARIS #CatchOurDream pic.twitter.com/EHpIHx8bIu
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2023年8月19日
そんな日本は、ネーションズリーグでの活躍もあり世界ランク5位とアジアトップチームとなっており、この日の相手・世界ランク75位のウズベキスタンには、キャプテンの石川祐希選手や髙橋藍選手らを温存し、若手中心のメンバー構成で挑んでいました。
そんな主力メンバーが、ベンチから熱い視線を送る中スタートした第1セット。足の指の疲労骨折から復帰した19歳の甲斐優斗選手らが、序盤からサービスエースを立て続けに決めると、ウズベキスタンに圧倒的な力の差を見せるように、25-8でこのセットを先取。
しかし第2セットは、今大会からA代表デビューとなった22歳のセッター・山本龍選手が上げるトスと、甲斐選手らアタッカーのコンビネーションが合わず苦しい展開に…。それでも、粘り強くボールを拾ったり相手のミスもあったりし、このセットを25-19でものにした日本。
第3セットは、徐々にセッターとアタッカーのコンビが合いはじめ、終始日本の強烈な攻撃がウズベキスタンを襲うと、ディフェンスでも好ブロックなどで流れを掴み、最後は相手のミスで25-13で試合終了。日本は新たな戦力を試しながらも、ストレート勝利となっていました。
ウズベキスタンに3-0で勝利し、B組首位 アジア男子選手権https://t.co/MyOj46FXgI#アジア選手権#バレーボール男子日本代表#バレーボール #volleyball#ALLforPARIS #CatchOurDream
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2023年8月20日
タイ戦後、「次の試合も思い切ってプレーしたい!」と語っていた山本選手や、「自分のやるべきことを考えてプレーしていきたい!」と語っていた甲斐選手らは、この試合後に喜びの表情を浮かべており、フィリップ・ブラン監督とともに確かな手応えを感じているようでした。
またこの試合中、ベンチで見守っていた石川選手らは戦況を分析し、タイムアウトなどの際にアドバイスを送る姿も見られ、チームの層の厚さに加え、今後活躍していくであろう若き選手たちに助言する姿勢に、ファンの方々は感心し、頼もしさを感じていたようでした。
この勝利で予選ラウンド首位通過となった龍神NIPPONには、
「もはやアジアに龍神の敵はいない!
だからこそ若手の力量を図る絶好の機会となったね!」
「必ず優勝してアジアNo.1で五輪予選であるW杯に臨めたら最高だ!」
などといった声が寄せられていました。
そんな優勝の期待の高まる龍神NIPPONの次戦は、8月23日から始まる各組2チームずつが進出する2次ラウンドとなっていますが、その組み合わせは未定となっています。