バレーボールのパリオリンピック予選であるW杯で、エジプトへの敗戦から快進撃を続けている男子日本代表の龍神NIPPON。10月7日には、世界ランク7位でプールB3位のスロベニアと対戦し、3-0のストレート勝利を飾り、パリオリンピックへの出場を決めました。
開幕戦のフィンランド戦では、先に2セットを先取するもフルセットまでもつれ込むと、続くエジプト戦では痛い敗戦となっていた日本。しかし、その後の3連戦は全て3-0のストレート勝利を飾り、スロベニアとアメリカという強豪国との残り2戦に向け勢いをつけていました。
特に5戦目のセルビア戦では、これまで『魔のセット』と呼ばれていた第3セットで、序盤から追いかける展開になるも、粘り強いレシーブやここぞという時にキャプテンの石川祐希選手が決めてくれるなど、本来の強い龍神NIPPONの姿を見せてくれ、期待が高まったファンの方々。
そんな期待の中スタートしたこの大事な1戦の第1セット。西田有志選手のサーブミスで始まると、相手が4連続得点したところで日本はタイムを要求。追いかける展開となるも、石川選手のブロックなどで同点に追いつくと、最後は髙橋藍選手が決め、25-21で先取した日本。
第2セットも、序盤はスロベニアを追いかける展開となるも、開幕戦などと違い良い雰囲気、素敵な笑顔で選手たちがコートやベンチで躍動。関田誠大選手のブロックで同点とすると、差をつけられてもすぐに追いつき流れをものにした日本は、このセットも25-22で連取します。
そして、ここを取るとパリへの切符を最速で獲得できる大事な第3セット。負けられないスロベニアはヒートアップしすぎ、主審からイエローカードが出されるほど…。中盤まで一進一退の攻防が続くと、なんとセッターの関田選手が相手のミスボールをダイレクトスパイク。
この素晴らしいプレーでたまらずタイムアウトをとったスロベニアですが、日本の流れは止められず、髙橋藍選手がサービスエースを立て続けに決め、石川選手もスパイクを決め続けます。会場もこれまで以上に大盛り上がりとなり、25-18でストレート勝利を手にしました。
FIVBパリ五輪予選/#ワールドカップバレー2023、#バレーボール男子日本代表 はスロベニアにセットカウント3-0で勝利し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得しました🇫🇷#バレーボール #volleyball#ALLforPARIS #CatchOurDream#OQT #WC2023 pic.twitter.com/tTYPSCSDpV
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2023年10月7日
この見事な勝利により、今大会プールBでの2位以上が確定したため、自力でのパリオリンピックへの出場権を手にした龍神NIPPON。自らの手で1点1点、一つ一つの試合を大事に勝利してきた選手たちの表情はどこまでも明るく、その目にはきらりと涙が浮かんでいました。
この素晴らしい試合、そして勝利をご覧になっていたファンの方々からは
「普段スポーツ見ない私でも興奮して見入ってしまった♪
パリ出場おめでとうございます!」
「どの試合も本当に熱い試合だった!
龍神NIPPONおめでとう♪」
などといった称賛と歓喜の声が寄せられていました。
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— オリンピック (@gorin) 2023年10月7日
FIVBパリオリンピック予選 #ワールドカップバレー2023 、男子日本代表がスロベニア代表に勝利✨
おめでとうございます👏#RoadToParis2024 #OlympicQualifiers@JVA_Volleyball #龍神NIPPON
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なお、続く8日には世界ランク2位のアメリカとの対戦が控えており、パリオリンピックでメダル獲得を狙う日本が、格上アメリカ相手にどこまで戦えるかという現状を確認する試合となりそうです。