5月末からのネーションズリーグを前に、記者会見を開いたバレーボール男子日本代表（龍神NIPPON）。この中で、フィリップ・ブラン監督は「目標は五輪でのメダル獲得！」と強調し、そのために主力である石川祐希選手と髙橋藍選手を温存することを表明しました。
男子日本代表の第3回を迎えた国内合宿に、イタリア・セリエAのプレーオフでも躍動していた石川選手と髙橋選手も合流。5月7日午後の記者会見には、2人を含めた今年度の登録メンバーから選抜された16選手とブラン監督が出席し、今シーズンの意気込みや目標を熱弁。
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— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2024年5月7日
ブラン監督は、スローガンである「全てはパリのために！ともに歴史をつくる！」を発表した上で「私の願い、私たちみんなの願いは大きな夢を見続けること。私の夢、私たちの夢は五輪でメダルを獲得すること」と熱く語り、歴代最強とも評されるこのチームを称賛。
また、キャプテンで絶対的エースの石川選手も「今シーズンはパリ五輪が1番の目標。メダルを獲るために全てを懸ける！」と語ると、髙橋選手も「まずはネーションズリーグで去年以上の成績を残し、パリ五輪ではメダル獲得を目標に全力を出す！」と決意を語ってくれました。
しかし会見の中で、ブラン監督は「石川、髙橋は5月31日に合流し、福岡とマニラの最後の2週に参加する」と説明。セリエAプレーオフを闘い抜いた2選手を別メニューで調整し、第1週のリオデジャネイロラウンドには帯同させないことを明らかにするとファンの方々は騒然。
2人はB代表と調整をするとみられており、そんな2人には「スター選手2人を温存ですか♪これは益々パリが楽しみになってきました！」、「石川祐希も髙橋藍もイタリアでチームの主力だったし今回ばかりは仕方ないよね…」という納得の声も寄せられているのですが「ブラジルラウンドは石川くんと藍ちゃんは出ないのか…なんか複雑だな…」、「五輪に絞っているのも理解できるが、2人の活躍も見たいという葛藤…」と2人の好プレーがみられる機会が減ってしまうことに、残念がる声も数多く寄せられたのです。
ネーションズリーグ情報をいち早く世界に届けてくれる専門メディア・Volleyball Worldも公式サイトで日本の活躍に期待を寄せています。6日に投稿された記事では、昨年大会の3位という過去最高の結果を確認し、イタリアで活躍する石川選手や髙橋選手らの成長を記述。
また、パリで活躍した宮浦健人選手を注目選手としてあげ、そんな実力選手たちを名将・ブラン監督が率い、間違いなく今シーズンも世界から注目されるチームであることを断言。昨年大会以上の成績も夢ではないことを、熱く書き綴ってくれていました。
現在、世界ランク4位となっている日本。五輪出場を決めている日本は、今大会他の強豪国同様主力を温存しながら若手に経験を積ませ、五輪プール分けを意識したランク上位5位維持が目標となっています。
