9月30日からスタートした、バレーボールのパリオリンピック予選であるW杯男子大会。男子日本代表の龍神NIPPONは初戦、世界ランク28位のフィンランドと対戦し、2セット先取するもその後フルセットまでもつれ、その中での勝利に歓喜の声が寄せられています。
この日からスタートしたパリオリンピック予選を兼ねたW杯は、日本を含めた世界3カ国で同時開催され、この大会には世界ランク上位24カ国が参加。3つのプールに振り分けられ、総当たり戦で、各予選上位2カ国がパリオリンピックへの出場権を獲得することとなっています。
HERE COMES THE MEN'S QUALIFIERS!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2023年9月25日
24 of the world's best teams divided into 3 pools:
➡️ Sep 30 - Oct 8
➡️ Round robin
➡️ Top 2 teams qualify to #Paris2024
⏰ Schedule - https://t.co/hmgJkskWST
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🏐 #CloserToParis #volleyball pic.twitter.com/qoLV6NPrso
ネーションズリーグ銅メダルやアジア選手権優勝と躍動する世界ランク5位の日本代表・龍神NIPPONは、世界ランク2位のアメリカや8位のスロベニアなど、強豪ひしめくプールBに配置され、この日のフィンランドとの初戦には勝利し、勢いをつけたいところとなっていました。
直近ではあまり対戦したことのないフィンランドですが、2016年のW杯においては1次リーグにおいて1-3という結果で敗れている相手…。それでも、キャプテンの石川祐希選手や若きエースの髙橋藍選手、Mr.エナジーこと西田有志選手ら、スター揃いの今の日本は歴代最強。
そんな初戦の第1セットは、石川選手の華麗なブロックからスタート。序盤から競り合う展開となりましたが、石川選手や山内晶大選手のサービスエースなどで得点を重ねると、西田選手も負けじと強烈なサーブをお見舞いし、最後は宮浦健人選手が決め25-17で幸先よく先取。
第2セットも勢いそのままに、髙橋選手が背面アタックをするなど魅せるプレーで会場を沸かせると、ネーションズリーグでも見せたフェイクセットなどでも魅せた髙橋選手。そんな華麗なプレーの数々に会場の方々もヒートアップし、25-15とこのセットも日本がものにします。
しかし、第3セットは序盤からフィンランドを追いかける展開となると、会場上部のカメラのワイヤーが切れるアクシデントがあったため試合は一旦中断。その影響はなかったものの、25-27とフィンランドに粘られセットを落とすと、続く第4セットも19-25と落とす展開に…。
迎えた最終第5セットは、互いに気持ちのぶつかり合いとなり、石川選手や宮浦選手などの気迫のスパイクや、髙橋選手の雄叫びを上げるほどのサービスエース、山内選手の鉄壁ブロックなど、気持ちで勝った日本が15-12で制し、見事初戦を勝利で飾っていました。
FIVBパリ五輪予選/#ワールドカップバレー2023、#バレーボール男子日本代表 はフィンランドにセットカウント3-2で開幕戦を勝利で飾りました。#バレーボール #volleyball #ALLforPARIS #CatchOurDream#OQT #WC2023 pic.twitter.com/Xanq1KJeOv
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2023年9月30日
このドキドキの展開となった初戦をご覧になった方々からは、
「フルセットで男子バレー勝った!
本当凄まじい試合でここを勝ったのは価値がある!」
「心臓がもたないくらい叫びすぎた...
熱すぎる試合を本当にありがとう!」
などの声が続々と寄せられていました。
なお、翌10月1日には世界ランク19位とアフリカを代表する強豪チームのエジプトとの対戦が控えており、2019年のW杯ではフルセットの後日本が勝利を飾っていましたが、今回は快勝を期待したいですね。