KinKi Kidsの堂本光一さんが、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんに熱烈ラブコールをし、初めて対談した様子がNHK Eテレスイッチインタビューで10月6日に放送。第1回はいきなり羽生さんの練習から始まり、その後の貴重な対談などに圧巻の声が寄せられています。
この番組冒頭、羽生さんが堂本さんに「この姿を見せておくべきなんだろうなと思って…」と笑顔で語っていた、羽生さんの深夜のトレーニングが放映。シェアプラクティスでも見られたような陸ジャンプや「私は最強」にのせたアップなどを曇りのない眼で見つめた堂本さん。
その後、華麗なジャンプの数々や、「僕のこと」では華麗なハイドロブレーディングを披露した羽生さんと、それら1時間の練習をじっくり堪能した堂本さんの、身体表現を極め続ける2人が翌日、会場を移し「肉体の限界その先へ」をテーマに熱く語り合っていました。
まず堂本さんが驚いていたのが、1時間の練習で羽生さんが休息を取らないこと。曲を変えるタイミングでしかインターバルを取らない羽生さんの体力の削られ方を、ダンスをする堂本さんも理解し、優雅な滑り以上にフィギュアスケートの体力的負担に驚いているようでした。
また、「もしかしたら練習が中断してしまうかもしれない…」という状況の中での撮影だった裏側を、良いコンディションなど条件が整っていないとできないことを語ってくれた羽生さん。「いいものを学習してく作業」と表し、質の高いトレーニングの大事さを熱弁しました。
その後、羽生さんの代名詞プログラムである「SEIMEI」もセルフ解説してくれた羽生さん。当時の演技を「若いなぁ」と語りつつも、競技会でしか感じられない緊張感や、プロとなった今は様々な要素に目を向けることが可能になったことへの変化を語ってくれていました。
堂本さん的に「どこ目指しとんねん!」という表現も飛び出すほど、2人が体力を消耗しながら見せる演技は、羽生さん的にAIや機械などではできない「人間だからこそできる表現の良さ」であると感じているようで、特にホールド、止まった瞬間に現れるのだとのこと。
競技時代には、点数という枠組みである程度自分の出来の良し悪しが把握できたことが、プロとなった今は、見てくださる方々にどれだけ伝えられるか考え、高い技術はもちろん、その世界観を伝えるためにも、立ち止まった瞬間のメッセージ性を大事にしてるのだそうです。
そんな真剣な熱い対談の最後には、「手足長くないんですよー、コンプレックスなんです!なんとかスケート靴でかさ増ししてるんです!」という羽生さんの自虐トークで、リラックスした笑顔になった2人。次週後半は聞き手がスイッチするとの告知も流れていました。
この素敵な番組をご覧になった方々からは、
「見所満載過ぎっ♪
お二人の対談のノーカット版が無茶苦茶見たい!」
などといった声が寄せられ、次週の放送も期待されていました。