バレーボールのパリオリンピック予選であるW杯男子大会で、歴代最強とも評されながら本来のパフォーマンスができていなかった男子日本代表の龍神NIPPON。3戦目となるチュニジア戦では勢いを取り戻しストレート勝利を飾ると、ファンの方々から歓喜の声が寄せられています。
ネーションズリーグでの銅メダル獲得やアジア選手権優勝など、その圧倒的パフォーマンスで世界中の方々を驚かせてきた龍神NIPPON。しかし、今大会初戦のフィンランド戦で3-2と辛くも勝利すると、続くエジプト戦では2セット先取した後、まさかの敗北となっていました。
このエジプト戦後、キャプテンの石川祐希選手が選手たち全員に向け「後はもう負けられない!勝つしかないから切り替えて臨もう!」と語ったように、プールB・8チーム中2チームしか獲得できないオリンピック出場権を獲得するためには、試合も、セットも落としたくない日本。
そんな強い気持ちの中スタートしたこの試合。第1セットは、日本の連続ポイントからスタートすると、この日スタメンとなった髙橋健太郎選手のブロックなどで、相手のエース・ナガ選手などの攻撃を抑え、最後は髙橋藍選手の得点で、25-14と大事なセットをものにします。
第2セットも小野寺太志選手のスパイク&ブロックで先制すると、石川選手の強烈なスパイクやブロックなどの猛攻にあい、たまらずタイムアウトをとったチュニジア。その後も日本の良い流れは変わらず、最後は石川選手のアタックで締め、このセットも25-16と連取した日本。
これまで2試合で鬼門となっていた第3セットも、髙橋藍選手のアタックやブロックなどで優勢に立つと、苦しいラリーでも粘り強くボールを拾い、最後は石川選手が決めるなど、笑顔が絶えなかった龍神NIPPON。このセットも25-15で制し、見事ストレート勝利を飾りました。
HERE COMES SET 3!
— Volleyball World (@volleyballworld) 2023年10月3日
Like their first 2 matches, Japan 🇯🇵 won the first 2 sets but eventually extended those matches to 5.
Tonight against Tunisia 🇹🇳, they must break the "set 3 curse" to keep their chances alive at the @Paris2024 Qualifier.
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この試合後、西田選手は「自分たちの普通を出すのが難しい大会の中、ようやく自分たちらしい安心したプレーを見せることができて、本当に良かった!応援が力になるので、引き続き応援お願いします!」と語るなど、龍神NIPPONの選手たちからは安堵の声が聞かれました。
この結果にファンの方々からは、
「龍神NIPPONらしいバレーでストレート勝ちができたの良かった♪
こういう試合をみんな待ってるんだよね!」
「これぞ強い日本の男子バレーだ!
このチームが本当に好きだなぁ…」
といった歓喜の声が続々と寄せられていました。
この日終了時点での順位は、アメリカが勝ち点9で首位となっており、ついで世界ランク5位まで伸ばしているスロベニア、セルビア、そして4位につけていた日本。4日には5位のトルコと対戦することとなっており、ここでもストレートで勝利しておきたいところとなっています。
ようやく自分たちの本来のバレーを見せてくれた龍神NIPPONの選手たち。どんな場面においても、この試合で見せた笑顔を忘れず最後まで戦い抜いてほしいですね。