女子バレーボールW杯のプールBにおいて、5戦終了時点で唯一全戦ストレート勝利で単独トップを走っていた日本代表・火の鳥NIPPON。9月23日には、世界ランク1位のトルコと対戦し、第1セットを奪うも1-3で敗れると、翌日に向けファンの方々からエールが寄せられています。
前日、世界ランク14位のベルギー相手に第1セットは苦戦を強いられるも、第2・第3セットは、日本らしい粘り強いレシーブからの多彩な攻撃で圧倒した日本。これまで続いてきた3-0のストレートでの勝利で連勝を『5』に伸ばし、強豪との2連戦に勢いをつけていました。
この日の相手・トルコは世界ランク1位で、日本同様今大会5連勝中と競合ぶりを発揮。ファンの方々からも「ここが今大会最大の山場だ…」と叫ばれており、日本はここでストレート、または3-1で勝利することで、ブラジル戦を待たずオリンピック出場権獲得となっていました。
この日も超満員となった会場で、大歓声の中スタートした第1セットは、古賀紗理那選手のアタックとブロックからスタート。福留慧美選手らのレシーブも冴え相手に動揺を与えると、バルガス選手などの強烈なスパイクを抑え、なんと25-22で大事なこのセットを先取。
第2セットも、林琴奈選手の狙いを定めたプッシュから流れを掴もうとするも、世界最強とも呼び声高いバルガス選手の強烈なスパイクで追いつかれてしまった日本。それでも、粘り強い守りで突き放そうとしますが、トルコが世界女王の意地から22-25でこのセットを奪取。
同点となった第3セットも、競り合う立ち上がりとなっていましたが、途中交代となっていた石川真佑選手や和田由紀子選手らが躍動。一時日本がリードする場面もありましたが、ここからトルコが粘り強さを見せ、24-26でまたもトルコにセットを奪われた日本。
序盤は競り合う展開となっていた第4セットも、徐々にトルコの猛攻を抑えきれなくなり、終わってみれば12-25でこのセットも落とし、今大会初黒星となった日本。それでも古賀選手らは、「すぐに切り替えて明日に向かいたい!」と続くブラジル戦に目を向けていました。
FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023、#バレーボール女子日本代表 はトルコにセットカウント1-3で敗れました。#バレーボール #volleyball#OQT #WC2023#OVERTAKE #世界を越えよう pic.twitter.com/8IVqVtTJWy
— 公益財団法人日本バレーボール協会 (@JVA_Volleyball) 2023年9月23日
この試合をご覧になったファンの方々からは、
「トルコ戦ホント惜しかった!
第1セットから面白い試合だったな…
明日のブラジル戦も応援したい!」
「溢れたボールも触れてたし、ブロックだって触れてた!
ホント惜しいの連続だったよ!」
などの声が寄せられていました。
この日の前までは、ブラジルがベルギーに敗れた場合、日本のオリンピック出場が決まることとなっていましたが、この試合の前にブラジルがベルギーに3-0で勝利したため、日本はやはりブラジルとの直接対決でその1つとなった出場権の切符を争うこととなっています。
開幕からペルー、アルゼンチン、プエルトリコの中南米、そしてブルガリア、ベルギーといった欧州勢にも勝利を重ねた日本は、トルコに敗れはしたものの、ブラジル戦でその真価を問われることとなりそうです。