パリ五輪の出場権をかけ、熱い戦いが繰り広げられている女子サッカーのパリ五輪アジア2次予選。初戦のインド戦で快勝した日本代表のなでしこジャパンは、開催国であり本田美登里監督率いるウズベキスタンとの2戦目を前に、監督・選手たちから懸念の声が噴出しています。
初戦のインドに快勝し、次戦の勝利に向けて期待の声が高まっているなでしこジャパン。そんな彼女たちの次戦は、現地・ウズベキスタン代表なのですが、FIFAランク50位のウズベキスタンは、初戦で34位と格上のベトナムを1-0で破っており、不気味さを感じる相手に…。
実は、昨年からウズベキスタン女子代表を率いているのが、JFAから派遣され就任している本田監督と堤喬也コーチ。本田監督は日本のサッカーに精通しているだけでなく、二人三脚で指導されてきた堤コーチとの強力タッグで、ウズベキスタンを急成長させているそうです。
本田監督は、ウズベキスタンサッカー協会からパリ五輪出場を課せられており、就任後すぐにアメリカやトルコで強化合宿や親善試合、さらには日本でも強化合宿を実施。日本では、WEリーグの強豪クラブなどとトレーニングマッチをし、『世界』を経験させてきています。
この中で、パワーと高さを生かしたプレーしかしてこなかった選手たちが、自分たちよりも小柄な選手に圧倒されることに…。その度に本田監督は、ボールタッチや相手との駆け引き、そして頭を使ってプレーすることなどを懇切丁寧に指導し、その結果は徐々に出てきています。
今大会に向けても、アジア大会後みっちり1ヶ月合宿をしてきており、本田監督は「日本やベトナムといった強力な代表チームと対戦できることを嬉しく思います。これからもウズベキスタン代表チームをより高いレベルに引き上げていきます！」と力強く語っていました。
そんな本田監督率いるウズベキスタンについて、なでしこジャパンの池田太監督も「ウズベキスタンについては、この前のアジア大会で視察できました。前線にアイデアをもっている選手がいて監督として本田さんもいます。我々の情報を持っているはずで、どう戦ってくるか…」と語ると、本田監督から過去に指導を受けたことのある猶本光選手たちも、手の内を知る人物と敵対することに「なかなか難しい試合になりそうですね…」と最大限の警戒をしていることを語ってくれており、楽しみでもあり気が抜けない1戦となることは間違いないようです。
そんなウズベキスタン戦を前に、日本のファンの方々からは
「ウズベキスタンは本田美登里監督のもと、急成長中で不気味な相手だ…」
「えっ、監督があの本田さんなの？
こりゃウズベキスタンは手強いな…
日本は要警戒だ！」
といった声が続々と寄せられています。
そんな注目のウズベキスタン戦は、日本時間10月29日21時からキックオフとなっており、NHK BS1サブチャンネルで生中継されることとなっています。
