シニア男子をはじめ、熱い戦いが繰り広げられているGPファイナル2023。12月8日夜には、ジュニア女子のフリー、そしてシニア女子のショートプログラムが行なわれ、前日のシニア男子に負けないくらいの熾烈な女子の争いが繰り広げられ、日本勢が大活躍となっています。
中国・北京を会場に開催されている今大会。前日の競技1日目から熾烈な争いが繰り広げられており、特にシニア男子は、前回大会覇者の宇野昌磨選手が「レベル高すぎて無理です…やってられないです…」と苦笑してしまうほどのハイレベルな戦いとなっていました。
この日、ジュニアのカップル競技に次いで行なわれた女子のフリーでは、4位通過となっていた中井亜美選手が、冒頭にトリプルアクセルに果敢に挑みますが惜しくも転倒…。それでも、気持ちのこもったジャンプや演技に歓声が送られ、総合187.04点で5位となっていました。
Ami Nakai 中井 亜美 🇯🇵 122.00 / 187.04
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年12月8日
"I thought it would be the last competition of the season, so a part of me was nervous. But I'm glad that I was able to challenge it with confidence before it began."
"I often in practices can’t recover after an initial mistake, but this… pic.twitter.com/pXjdwvlvF8
そして、前日のショートプログラムでノーミス演技を披露し、堂々の3位通過となっていた上薗恋奈選手は、このフリーでも流れるような見事なジャンプや、13歳とは思えないほどの豊かな表現力で魅せ、ここでも自己ベスト更新となる総合196.46点で見事3位となりました。
Rena Uezono 上薗 恋奈 🇯🇵 PB 128.56 / PB 196.46
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年12月8日
"I was able to land the jumps and really had fun while skating, so, I think it was good."
"I was a little nervous but I think I was able to properly focus and skate until the end."
"I wasn't really thinking about the scores, but… pic.twitter.com/CPc94ZtJ5U
今大会連覇を狙う2位通過の島田麻央選手は、冒頭からトリプルアクセルと4回転トウループを成功。この驚愕の出来事に会場も観ている方々も沸きその後にミスがありましたが、ショートプログラムでの悔しさを払拭する素晴らしい演技で、総合206.33点で見事逆転優勝。
Mao is back on top! 🙌
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2023年12月8日
Mao Shimada 🇯🇵 jumps to the top of the podium after delivering a 3A & 4T in her Free Skating!🥇🤩 #JGPFigure #FigureSkating pic.twitter.com/0Xt2gQXIgv
その後の表彰式では、デジタルではなく布の国旗を掲揚してくれた今大会。ホッとした表情の中央の島田選手と、初出場でちょっぴり緊張気味の3位・上薗選手がそれぞれメダルを授与されると、これまでの緊張が解放されたかのような素敵な笑顔を見せてくれていました。
⛸️#JGPFigure Final
— CGTN Sports Scene (@CGTNSportsScene) 2023年12月8日
🏅🇯🇵Japan's Mao Shimada defended her junior women's title with a total score of 206.33 points
🥈🇰🇷Shin Ji-a, South Korea, 200.75
🥉🇯🇵Rena Uezono, Japan, 196.46#FigureSkating #JGPFinal #島田麻央 #신지아 #上薗恋奈 #フィギュアスケート pic.twitter.com/57qMywSu4u
このジュニアの壮絶な争いの後に行なわれたシニア女子のショートプログラムでは、1番滑走となっていた住吉りをん選手が次々と華麗なジャンプを決め、軽やかなスケーティングを披露するも、最後のジャンプが1回転となってしまい、58.63点で悔しい5位通過に…。
"I think today's mistakes were because I might have been too nervous, and felt overwhelmed."
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年12月8日
(About whether the ice was too soft)
"The surface felt a bit soft, so if you weren't conscious of it, it'd lead to a mistake. That might have been what happened in the actual… pic.twitter.com/3PyaJIPMd7
そして、3番滑走に登場した今シーズンのシンデレラガールである吉田陽菜選手は、演技前に素敵な笑顔を見せるも、冒頭のトリプルアクセルや続くコンボで転倒が…。それでも軽やかなステップや表現で観ている方々を魅了し、60.65点で4位通過となっていました。
Hana Yoshida 吉田 陽菜 🇯🇵 60.65
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年12月8日
"Tomorrow, I want to do my best with all my might to make the most of this chance I seized and turn it into something meaningful."
"Although the take off (for the Axel) wasn't perfect at all, I thought couldn't land it. Tomorrow I want to skate… pic.twitter.com/d7jB0TyoiS
まだタイトルを手にせず、ISUや海外メディアからも『優勝候補筆頭』と見られていた坂本花織選手は、いつも通り軽やかにダブルアクセルを冒頭に決めると、流れるようなスケーティングから次々と華麗なスピンやステップを繰り出し、77.35点で見事首位通過となっていました。
Queen Kaori takes the lead! 👑
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) 2023年12月8日
Kaori Sakamoto 🇯🇵 jumps to the lead after delivering a flawless Short Program! #FigureSkating #GPFigure pic.twitter.com/vKeH9X7tfG
この熱い戦いをご覧になったファンの方々からは、
「ジュニア女子は凄まじい戦いでした…」
「シニア女子はフリーもガンバです!」
などの声が続々と寄せられていました。