スポーツ談話室【Sports Lounge】

日本のスポーツを応援📣(フィギュアスケート多め…)

「もっと厳格な対応を‼︎」なでしこジャパンも出場した女子W杯2023!5人に1人がSNS被害に…

 

W杯2023で予選を首位通過し、海外メディアから優勝候補筆頭と評されながらも、惜しくもベスト8となっていた女子日本代表・なでしこジャパン。この大会のネット上の悪質投稿についてFIFAが調査結果を発表すると、ファンの方々からは規制強化を訴える声が寄せられています。

 

 

 

今年夏にオーストラリアとニュージーランドで共同開催された女子W杯で、大きな感動と勇気を与えてくれたなでしこジャパン。宮澤ひなた選手をはじめとする選手一人一人の活躍をはじめ、ロッカールームや応援席の清掃やメッセージなどでも世界に衝撃を届けてくれていました。

 

多くのファンの方々が大興奮となったこの大会の裏で、残念な事態も…。FIFA国際サッカー連盟)とFIFPRO国際プロサッカー選手会)は12月12日、それぞれの公式サイトやSNSで、SMPS(ソーシャルメディア保護サービス)の報告書を公開し大きな話題となっています。

 

このSMPSは、FIFAが昨年からFIFPROと協力し、国際大会の期間中に選手や監督、関係者をソーシャルメディアによる脅威から守る取り組みとして開発。悪質な投稿やコメントは各SNSのプラットフォーム側に報告され、多くの場合削除される仕組みとなっているそうです。

www.fifa.com

 

2022年にカタールで開催されていた男子W杯でも運用されており、この時は1万9636件の投稿がプラットフォーム側によって悪質、差別、脅迫と分類され、これらの投稿者300人以上を特定。これらの多くが、サッカー熱の高いヨーロッパや南米から発信されたということです。

 

しかし今回の女子W杯においては、35の異なる言語で510万件の投稿とコメントが分析され、40万以上の悪質投稿が報告・削除されたとのこと…。これは今大会に出場した選手たちの5人に1人(150選手以上)が標的となり、その脅威にさらされていたことになります。

 

この女子選手らに対する多くの非難に対し、FIFPROのデビッド・アガンゾ氏「ネット上に蔓延するこれらの悪質投稿は、世界中のサッカー選手に影響を与えており、無視することはできない!サッカー界には選手たちの仕事場を守る責任がある!」と強い言葉で語ると、

 

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も、FIFAの大会であろうとなかろうと、誰かを罵倒したり、脅したりする人たちの居場所はソーシャルメディア上にはない!サッカー界にも社会にも差別は存在してはいけないのだから!」と表明し、これらの悪質投稿を非難しています。

 

この残念な結果を受けて、ファンの方々からは

 

「X社もメタ社ももっと誹謗中傷に対して厳格な対応できないのかな?」

 

「女性は社会的地位が低いと見られているので、誹謗中傷の対象になりやすいんだろうね…」

 

などといった声が寄せられており、厳格化が望まれていました。

 

なお、これら悪質投稿の多くは今回も欧米が中心となっているようですが、なでしこジャパンの選手たちへの投稿もあったようで、それらの投稿をした628アカウントに関しては、身元を確認済みだということです。

 

youtu.be