今シーズン欠場が続いているりくりゅうペアが、12月21日から競技が始まる全日本選手権の欠場を発表…。木原選手のケガが腰ということで、薄々こうなるのではないかと想定していたファンの方々も残念がり、安心し、心配し…と心中複雑となっているようです。
昨シーズンは三浦選手の肩のケガからのスタートとなりながらも、出場する全ての大会で表彰台に上がり、日本勢初となる年間グランドスラムをも達成した世界チャンピオンのりくりゅう。その華麗な演技はもちろん、幸せを振り撒く2人の笑顔に世界中が魅了されていました。
そんな2人から届けられる爽やかな風や多幸感を感じまくっていたファンの方々は、今シーズンは元気少なめ…。GPシリーズ開幕と同時に木原選手が腰に違和感を感じ、「腰椎分離症」と診断され、現在は三浦選手が1人でリンクに立ちトレーニングをしているとのこと…。
しかし、11月末に発表された全日本選手権のエントリーには2人の名前があったことから、2人のカムバックを待ち望んでいた矢先、12月11日夕方にJSFを通じ発表された2人の今大会欠場。GP大会初戦のようにこの通知の中で、
「日頃より温かい応援をありがとうございます。
全日本選手権に出場できないことをとても残念に思っています。
次戦の出場を目指し、再び皆様の前で滑ることを楽しみに、引き続き練習に励んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
と大会に出場できない悲しみを語ってくれた2人には、
「完治してほしいから欠場の判断してくれてよかった!」
「本人たちは悔しいとは思うけど、無理して出場しない決断に少しほっとしてる自分がいる…」
などといった温かい励ましの声が続々と寄せられており、2人が笑顔でリンクに立つ日を待ち侘びているようでした。
しかし、中には今大会後に発表される2月1日から中国・上海を会場に開催される四大陸選手権や、3月18日から2人の練習拠点のあるカナダで開かれる世界選手権への派遣について、「りくりゅうはワールドとかは出られるかな?」との心配の声も上がっています。
りくりゅうの今シーズンのFSは、2人の第2の故郷とも言えるカナダの歌姫・セリーヌ・ディオンさんが歌う「Une chance qu'on s'a」を選曲するなど、カナダで開催される世界選手権への思いは2人やコーチらなどもあったことでしょうが、こればかりは仕方がありません。
昨シーズンもそうだったように、おそらく今シーズンも四大陸選手権や世界選手権には、よっぽどの理由がない限り日本トップペアである2人が派遣されると思いますが、今大会のように出場できるかどうかは木原選手のケガの様子と、その後の調整にかかってくると思われます。
それらの大会で得られるその後の出場枠についても、これまでりくりゅうの2人が勝ち取ってきた枠ですし、2人ならまたきっとすぐに3枠を獲得してくれることでしょう。