1月1日の石川・能登地方を中心とした大地震…。被害が拡大する中、多くの著名人や団体が寄付や支援を名乗り出る中、高校生の頃から被災地に寄り添い、寄付や支援をし続けてきた羽生結弦さんのこれまでの功績を振り返る投稿が相次ぎ、支援の輪が広がっています。
地震発生から3日。迅速な復旧作業のおかげで、被災地までの道のりは可能となっていますが、到着には時間がかかり、被災地には支援物資が十分に行き渡らない状況の中、被災者の方々を支援しようと、多くの企業が食料品などの供給に続々と乗り出しているようです。
この地震に対し、羽生さんも公式SNSで「大きな地震、緊急地震速報の音、津波への不安が続き、本当に辛い状況だと思います。一刻も早く、平穏が訪れますように祈っています。」と語ってくれており、その被災された方々に寄り添う言葉に称賛の声が…。
大きな地震、緊急地震速報の音、津波への不安が続き、本当に辛い状況だと思います。
— 羽生結弦official_Staff 公式 (@YUZURUofficial_) 2024年1月1日
一刻も早く、平穏が訪れますように祈っています。
羽生結弦
4日朝現在、多くの著名人や各種団体、各国から支援や寄付の声が上がっており、Yahoo基金でも約60万人が募金しているようで、その総額はすでに10億円に達しようとしています。そんな被災地への支援や寄付を高校生の頃から続けていたのが、我らが羽生さん。
高校生の時に発生した東日本大震災で、避難所生活を経験した羽生さんは、その苦しさや不自由さもある中、震災1カ月後にはチャリティーショーに出演。また、その翌年に出版した初の自叙伝の印税全額を、自身が被災した場所でもあるアイスリンク仙台に寄付しています。
また、羽生さんにとってオリンピック初金メダルとなったソチ五輪から帰国した際には、19歳という若さでありながら、報奨金の使い道について「これは寄付に使おうと…」と即答。平昌五輪の報奨金についても同様で、故郷である宮城県と仙台市に寄付しています。
さらに直接的な寄付だけでなく、仙台で開催された平昌五輪優勝の凱旋パレードの経済効果は約18億5千万円と発表されており、羽生さんが被災地を盛り上げてきたことは間違いなく、未だにその時期になるとその姿を思い出すファンの方々もいらっしゃるほど…。
それ以降も、2018年から3回に渡り読売新聞社が主催した、羽生さんの競技時代の栄光の軌跡を、報道写真やメダル、衣装などを展示してファンの方々に楽しんでもらう「羽生結弦展」においては、オリジナルグッズ販売売上から総額1億5000万円以上を慈善団体に寄付。
昨年2月に発生したトルコ地震の際には、そこから被災地の救援・復興に役立てることを目的とした救援金を送っており、それ以降も3月11日を思い開催されているnotte stellataでは、「災害について考えるきっかけになれば…」と防災グッズを中心とした物販を展開。
昨年からは「news every.」に出演しており、被災地の思いを伝えていくスペシャルメッセンジャーも務めており、そのどこまでも被災された方々を思う行動や思いに、ファンの方々の支援の輪も広がっているようです。