阪神・淡路大震災から29年が経った1月17日。羽生結弦さんが自身のSNSを更新し、自身も被災した東日本大震災や、今年元日の能登半島地震のことも出しながら、被災された方々に祈りを届けると、これを見た世界中のファンの方々から感動の声が寄せられています。
6000人以上が犠牲となった阪神・淡路大震災から今年で29年。多くの地域で避難訓練が行なわれるなど、今もその教訓をいかし、忘れてはならないと黙祷を続ける方々も多いのですが、来年30年ということでその時を知らない世代も徐々に出始めてきています。
そんな中で起きた能登半島地震。石川県内で200人以上が犠牲となり、未だ安否不明の方も…。家屋の倒壊や断水などで避難を余儀なくされている方々も多く、小さい子どもたちも心に傷を負い、親元を離れ集団避難で別の学校に通う子どもたちもいるほどとなっています。
そんな中、羽生さんは自身のSNSでその思いと祈りを語り、この投稿にはRE_PRAY佐賀公演で演じられた「天と地のレクイエム」の写真が添付されていました。
1月17日。
— 羽生結弦official_Staff 公式 (@YUZURUofficial_) 2024年1月17日
僕にとって、生まれてから約1ヶ月のことで、"記憶"にはありません。そんな僕には、"記録"から何かを感じ、考え、伝えていくことしかできません。
ただ、祈ります
スケートに込めて、祈り続けます
『RE_PRAY』佐賀公演にて『天と地のレクイエム』
羽生結弦
演出:MIKIKO
©️N.Tanaka /… pic.twitter.com/bWKxPDAsgS
この投稿にファンの方々からは、
「魂のこもった美しいレクイエムを本当にありがとうございます❤︎
神戸出身の私としてはありがたい言葉です!」
「羽生さんのスケートや言葉からは、真摯な祈りが伝わってきます❤︎
その直向きな想いと生き方は、きっとこれからも多くの人の救いになるでしょう♪」
などといった称賛の声が続々と寄せられており、その言葉たちは国境や言語を越え、世界中に届いているようです。
羽生さんの展覧会から寄付を受けたトルコのファンの方からは、
「ユヅ…あなたの優しい思いは世界中のファンの心に届いています…ありがとう❤︎」
といった声が届けられており、この他にも英語や中国語、ポルトガル語などの言語による「ともに祈ります…」の言葉が…。
羽生さんはRE_PRAY佐賀公演の中で、「広島や長崎の原爆のことを風化させてはいけない!」と語ってくれており、地震などの自然災害だけでなく、紛争や飢餓などについても心を痛め、情報収集し『今の自分に何ができるのか』を常に考えてくれているのでしょう。
今回の羽生さんの投稿をご覧になり、被災された方々の癒しとなっていることも事実で、スケートと同様にライフワークとなっている防災や寄付などの活動に、ますます注目が集まっているようです。