
長崎スタジアムで行なわれたカナダとの親善試合を、3-0で勝利し結果を残したなでしこジャパン。試合後カナダの方々からは悲痛な声が続々とSNSなどに上がると、カナダメディアからも「あれこそが目指すべきサッカーだ!」などとする記事が続々投稿されているようです。
両チームにとって大事な2026年を占うとされていたこの親善試合は、なでしこジャパンが3-0で完勝を収め、カナダは五輪金メダリストとしての威厳を大きく損なう結果となりました。複数のカナダメディアは、この敗戦を「4連敗」として報じ、チームの深刻なスランプを強調。
特にCanadian Soccer Dailyはこの連敗が2019年以来最長であり、「4試合連続無得点」という1990年代以来の憂慮すべき得点力不足に陥っていることを指摘。カナダがフォームを大きく落としている現実を厳しく突きつけつつも、日本の強さについても称賛しています。
試合を振り返ると、なでしこジャパンが試合の多くを支配。CBC Sportsなどはこれについて「一方通行の展開」と評し、なでしこは序盤から波状攻撃を仕掛け、カナダのGKケイレン・シェリダン選手が再三セーブを強いられるなど、主導権を握ったままゲームが進んでいたこと、43分にはカナダ守備陣が必死に2度のシュートをブロックするも、ボールを保持し続けた日本が谷川萌々子選手のゴールでネットを揺らしたこと、この時間帯の失点はカナダにとって精神的に大きなダメージとなり、後半も田中美南選手と藤野あおば選手にゴールを奪われたこと、カナダは終盤に一矢報いようと交代選手を投入して攻め込むも、日本守備陣を崩すことはできず、クリーンシートでの完敗となったことなどを詳細に報じています。またこの試合で、カナダがケイシー・ストーニー監督不在という状況で臨んでいたことについても言及。
この不在がチームのパフォーマンス、特に技術的なクオリティやボール保持能力の低さといった、ストーニー監督が批判していた部分の改善を妨げた可能性があると分析されており、日本からの敗戦を「スランプの継続」、「世界トップレベルとの差」などとも表現し酷評。
そんなカナダは2018年3月以来、日本に対して勝利がなく直近8試合で1勝6敗1分けと、なでしこジャパンが事実上の天敵となっている状況も背景に…。カナダメディアやカナダサポーターは、チームの再建が急務であるという見方と同時に「日本は我々よりはるかに優れていた」、「W杯で日本が強かったことは知っている…この敗戦から学ばなければ」などとも評しており、日本の強さについても認めているようです。
そして最後にカナダメディアからは、「カナダ女子代表は敗戦から間もない12月2日に同じく長崎でなでしこジャパンとの2戦目に臨む…この短い期間でチームがどれだけ立て直しを図れるか、特に得点力不足を解消できるかに注目が集まる!」とも報じられており、なでしこジャパンとの次戦がカナダチームの真価を問うものになると論じています。



