北京冬季オリンピックの幕が下りた昨年の2月20日。
フィギュアスケート競技では超豪華エキシビションが行なわれており、そこで羽生結弦さんが競技者として最後に演じた「春よ、来い」に魅せられ、羽生さんに"沼落ち"したという方々から、1周年を祝う声が寄せられています。
右足のケガを抱えながらも、「史上初のオリンピック3連覇」という期待をかけられていた羽生さん。
コーチ不在の中、辛いコロナ禍を1人で闘い抜き、挑んだショートプログラムでは、冒頭のジャンプが溝にはまり、まさかの8位発進…。
それでも攻める姿勢は変えず、自身が夢と語る4回転アクセルに挑み、転倒となりながらも、素晴らしいの演技で3位。
また、回転不足としながらも、公式に4回転アクセルが認定され、表彰台を逃しながらも、世界中に大きな感動を与えてくれていました。
その後、オファーが殺到したため合同で行なわれた記者会見の中で
「僕の中では、ある意味納得しています。満足した4回転半だったと思っています。これからも、大好きなスケートを大切にしながら極めていきたい」
と力強く語ってくれた羽生さん。
そして、大会最終日のエキシビションに向けて、これまで世界を魅了してきたプログラムたちを練習で披露した羽生さん。
「とにかく自分がやりたいこと、今だからこそできる全てをこのオリンピックの地でやって、本当に幸せな時間でした」
と語った羽生さん。
どのエキシビションナンバーを披露してくれるのか、世界中の方々からの期待の高まる中、羽生さんが演じてくれたのは、自身が辛い時期を何度も救ってくれたという、ピアニスト・清塚信也氏の演奏による「春よ、来い」でした。
大歓声に包まれ登場した羽生さんは、高さのある3回転アクセルや、氷を這うような美しいハイドロブレーディングなどを次々と披露すると、幸せ溢れる歓声と大きな拍手に包まれた会場。
演技後、羽生さんは幸せに満ちた表情でリンクに立ち、その声に応えていました。
この素晴らしく、感動をもたらしてくれた演技に、世界中のメディアが称賛の声を届けており、
「今大会最大の声援!まさに彼のためにある大会だ!」
「彼がリンクに立つと、悲鳴にも聞こえる歓声が鳴り止まない!」
など、それぞれの表現で賛辞を送っていました。
この素敵な演技に魅せられた世界中の方々。
ファンの方々の中には、この演技で"完落ち(完全に羽生さん沼に落ちた)"という人々も多かったようで、この演技を披露してくれた2月20日が、素敵な記念日となっている方々も多いとのこと。
このエキシビション後、今後の活動について問われ「フィールドは問わない」と答えた羽生さんは、現在はプロとして2月26日の東京ドームでのアイスショー開催と、まさに大活躍となっています。