鍵山優真選手と住吉りをん選手の銅メダル獲得に笑顔をもらった、フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・フランス大会。日本時間11月5日夜からは豪華エキシビションが開催され、表彰台に上がったこの2人に加え、樋口新葉選手も登場し大会に華を添えてくれました。
ショートプログラムで4回転ジャンプ1本構成にも関わらず、100点近い高得点を出した鍵山選手に、日本女子として初めてISU公認大会で4回転トウループを成功させた住吉選手、そして休養明けでもその魅力は増すばかりとなっていた樋口選手が、今大会のエキシビションに登場。
日本時間5日22時半から翌6日1時まで行なわれたエキシビションで、日本勢として最初に登場したのは新プログラムを披露してくれた樋口選手。「Love On The Brain」の曲に合わせ、赤紫の衣装に身を包んだ樋口選手は、世界観たっぷりに華麗な演技を披露。
力強いスケーティングからのダブルアクセルは高さも幅もあり、観ている方々に驚きを与えると、リンクを所狭しと駆け抜けるスピーディーなステップ、そして演技後の素敵な笑顔に癒され、会場からは樋口選手の国際大会復帰を祝うかのように盛大な歓声が寄せられていました。
続いて登場したのは、3シーズン4回転トウループに挑み続け、今大会で成功させると世界中のメディアから大注目となっている住吉選手。スポーティーなキラキラ衣装に包まれた住吉選手は、昨シーズンからの継続プログラムである「Better When I’m Dancin’」を熱演。
衣装を変えたことや念願の4回転トウループが公認されたという変化もあってか、昨シーズンの今大会でも披露されたこの可愛いプログラムなのですが、昨年よりも笑顔多めで、楽しさあふれる表現に磨きがかかっており、フランスの方々を魅了していました。
そして、フリーでのミスを「悔しくてしょうがない…」と語っていた鍵山選手は今シーズンの新プログラム「Werther」を披露。ポップな曲を使用し観客の方々を楽しませるイメージの多いエキシビションで、オペラ曲を使用ししっとりとその壮大な世界を披露した鍵山選手。
繊細で軽やかなステップや身体が何倍にも大きく見えるような豊かな表現、そして一つ一つが絶品のジャンプで観ている方々を魅了し、フィニッシュ後には会場から割れんばかりの歓声と拍手が送られており、それに応えるかのように素敵な笑顔を見せてくれていました。
その後のフィナーレでは、曲に合わせ応援してくれたファンの方々に手を振った選手の皆さん。そんな中、日本勢3選手は1点に手を掲げ、笑顔でくるくると小さな円を描き、それぞれの今大会での健闘とこれからの成長を祈った、素敵な滑りを見せてくれていました。
そんな素敵なエキシビションをご覧になったファンの方々からは、「今大会のエキシビが豪華すぎた♪特に日本の3人はそれぞれ良さがあってどれも魅了してくれましたね❤︎」などといった声が寄せられていました。
