3月2日から、カナダ・カルガリーで開催される世界ジュニア選手権2023。
この大会に出場する日本ペア界の期待の星・はるすみこと、村上遥奈選手と森口澄士選手が、りくりゅうと同じ練習拠点のスケートオークビルで取り組む、"キツめ"の練習が公開されています。
シニアの世界選手権に先駆けて行なわれる今大会には、日本勢として男女シングルに2選手ずつ、ペア・アイスダンスに1組ずつが出場。
四大陸選手権覇者の三浦佳生選手や、ジュニアグランプリファイナル優勝の島田麻央選手らに、優勝の期待が高まっています。
そして、りくりゅうやかなだいの世界的な活躍によって、注目を集めているペア・アイスダンスにも、はるすみペアと、來田奈央選手と森田真沙也選手のきだもりカップルという、次世代の日本のカップル種目を背負って立つ2組が出場するとあって、注目が集まっています。
はるすみペアに関しては、結成から1年未満でありながら、ジュニアグランプリシリーズで好成績を残し、繰り上げ出場となったファイナルでも、4位となるなど急成長。
そんな2人は、全日本選手権後、りくりゅうが練習拠点とするカナダへ渡航していました。
2人は、以前にも強化練習で訪れていたスケートオークビルで、今大会に向けて最後の追い込みをかけているようです。
これまで、渡航や生活の様子などを自身らのSNSで投稿してきましたが、今回トレーニングの様子を投稿してくれていたのは、メーガン・デュハメルコーチ。
りくりゅうらのコーチとして有名なブルーノ・マルコット氏の妻で、世界選手権やグランプリファイナルで幾度となく優勝を果たし、2度のオリンピックでもメダリストとなるなど、長年ペアの第一線で大活躍を果たしてきた人物に、直接指導を受けている2人。
今回投稿された動画には、リンクの階段を下から上まで駆け上がり、足に乳酸が溜まっている状態でリフトなどをするものとなっており、氷上だけでなく、陸上でも安定した演技ができるように、体に負荷をかけながら、技を一つ一つ確認しているようでした。
夏に訪れた際も、陸上でリフトをしたまま歩いて移動したり、即興で相手の動きを真似たりと、ユニークなトレーニングをこなしてきただけあって、2人の演技や技の完成度は格段にレベルアップしており、今回のトレーニングの成果も期待できるものとなっています。
昨年のルール改定で、残念ながら来シーズンは年齢制限により、ペアとしての競技会出場はできないという2人。
おそらく最後の競技会となる今大会に向け、並々ならぬ覚悟と意欲で臨むとみられています。
そんな2人は、2月27日からスタートする公開練習に参加し、全カテゴリーに先駆け、3月2日3時からのショートプログラム、そして翌3日のフリーに挑むこととなっています。