今年も日本勢が大活躍を見せた、オランダ・ティルブルフを会場に開催されていたチャレンジカップ2023。
2月26日に行なわれたジュニアとシニアの女子シングルでは、出場した日本勢全員が表彰台に上がる快挙を見せ、最高のフィニッシュとなっています。
男子シングルでは、ジュニアとシニアともにワンツーフィニッシュを決め、勢いに乗っていた日本勢の皆さん。
女子シングルでも、ショートプログラムでワンツー通過をするなど、その勢いは増すばかりとなっていました。
26日16時から行なわれたジュニア女子のフリーでは、6位通過となっていた奥野友莉菜選手が「リバーダンス」を熱演。
ジャンプでのミスもありましたが、最後まで諦めない粘り強い演技を披露し、4位に20点差以上つける総合162.39点で巻き返し、見事3位となっていました。
ショートプログラム2位通過の櫛田育良選手は、オペラ「サムソンとデリラ」の曲に乗り、冒頭の連続ジャンプを決めると、続く連続ジャンプをしっかりと堪え、ほぼノーミスの演技でフィニッシュ。
この素敵な演技で総合180.83点とし、2位となっていました。
そしてこのカテゴリーを制したのは、この日が15歳の誕生日となっていた柴山歩選手。
「トゥーランドット」のリズムに乗り、冒頭のダブルアクセルを華麗に決めると、その勢いのまま笑顔でフィニッシュ。
総合184.89点で、表彰台では素敵な笑顔を見せてくれていました。
Happy Birthday 🎂 to Japan's 🇯🇵 Ayumi Shibayama 柴 山 歩 who took 🥈 in her #JGPFigure debut in Courchevel this season 👏🏻 GS Fan Fest https://t.co/44UT1RZWtr The 15-year-old from Kyoto enjoys playing the piano 🎹, reading 📚, and walking 🚶♀️ 📷 2022-23 FS "Turandot" #FigureSkating pic.twitter.com/uxK6b88bBO
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月26日
男子に続き、ジュニア女子が続々と表彰台に上がった日本勢。
負けていられないと奮起したのは、シニア女子で9位通過となっていた河辺愛菜選手。
武器のトリプルアクセルを封印した「Drowning」で会場を沸かせ、4位に1.26点差となる総合192.46点で3位となっていました。
Mana Kawabe 🇯🇵 🥉192.46:
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月26日
“Skating today, the faces of people in the audience and how they get excited, made me feel that I could bring out my artistry one by one as I performed. So I'm glad."#ChallengeCup #FigureSkating pic.twitter.com/BEXHQH3KbS
しかしこの日、調子を落としていたのが2位通過の三原舞依選手。
冒頭に連続ジャンプをもってくる構成で挑みましたが、『ノーミスの天使』には珍しくジャンプでミスがあり、ステップでもレベルを落とすことに…。
それでも総合203.23点をマークし、2位を死守していました。
Mai Mihara 三原 舞依 🇯🇵 203.23: “I was really happy that a lot of people came to watch here. Until the World Championship, I wanted to skate at a competition. It had been a while but I thought I wanted to take part in this competition.” pic.twitter.com/3OJa6ajR8X
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月26日
そして、ショートプログラム首位通過の坂本花織選手は、この日も圧巻の「Elastic Heart」を披露。
思わず声が出てしまうくらい美しいダブルアクセルを決めると、最後までその勢いのままフィニッシュ。
この完璧な演技で、見事優勝を飾ってくれていました。
Kaori Sakamoto 坂本花織 🇯🇵 🥇228.35:
— Golden Skate (@goldenskate) 2023年2月26日
"There were some dangerous jumps but I gave my all until the end. I could also get over 150 points, so I'm satisfied."
"At Worlds I want to bring to competition what I do in practice,so I think it's important to have high quality practices.” pic.twitter.com/oCBmgDi96a
表彰式では、日本勢女子がジュニアもシニアも表彰台を独占し、メダルを首にかけ、チューリップ片手に日の丸を掲げた選手の皆さん。
話し合って揃えたかのようなカラーリングの衣装で、映える素敵な表彰式となっていました。
この日本勢の快挙に、ファンの方々からは
「女子は日本勢が独占だ!」
「スゴ過ぎて笑うしかない…」
などといった喜びの声が数多く寄せられていました。