サッカー女子W杯グループリーグで、コスタリカに2-0で勝利した日本代表・なでしこジャパン。
この試合直後、スペインがザンビアに5-0で勝利したことにより、両チームのグループリーグ突破が決定すると、海外メディアが「優勝候補の2チームだ!」と大注目しています。
現在世界ランク11位のなでしこジャパンは7月26日、世界ランク36位のコスタリカ相手に、猶本光選手と藤野あおば選手の力強いゴールだけでなく、組織的なパス回しや鉄壁のディフェンスで無失点とし勝ち点を6に伸ばすと、4大会連続となる決勝トーナメント進出を決定。
この試合で話題となっていたのが、藤野選手の角度のない位置からの鋭いシュート。ディフェンスを交わしてのゴールに大会公式SNSも反応しており、大会側によると19歳180日でのゴールは、女子W杯で日本人史上最年少記録で、10代での得点は日本人選手初とのことです。
この勝利に、キャプテンの熊谷紗希選手が「出来過ぎじゃないけど、狙い通りに進められてる」と語ると、池田太監督も「W杯初出場の選手たちが躍動していることは嬉しい限り!チーム全員で戦っていく雰囲気も作れている」と手応えを感じていることを明かしてくれていました。
しかし次戦は、同じく勝ち点6となっている強豪・スペイン代表と激突するなでしこジャパン。同じ勝ち点ですが、日本が+7なのに対し、スペインは+8と得失点差でわずかに劣るなでしこジャパンは、グループ首位通過を懸け気持ちを切り替えていると思われます。
そんな2チームに注目しているのは、海外のスポーツメディア「The Athletic」。
スペインの勝利後、このメディアは
「女子W杯の優勝候補チームには結束力と忍耐力が必要だ!
日本とスペインがそのことを示している」
というタイトルで、両チームの充実した戦いぶりを報道。
まずは日本について、コスタリカ戦で見せた徹底されたシステムや正確なパス回しなどを「まるでクラブチームを見ているような感覚だった!」と称賛すると、スペインについても、ザンビアを圧倒したオフェンスについて「巧みな連係で相手を翻弄した」と絶賛しているのです。
そして両チームが今後激突することについて、「この勝負は2チームの技術の差はなく、団結力やチームワークが重要だろう…」とまとめ、今大会で見せたなでしこジャパンの実力が、世界ランク的に格上のスペインと同等であることを、熱く語ってくれていました。
この報道を知ったファンの方々からは、
「これは嬉しい称賛だな!
だからこそスペインには勝っておきたい♪」
「これマジで2度目の優勝狙えるか?
いや狙わなければならない!」
などといった喜びや期待の声が続々と寄せられています。
この他にも、多くの海外メディアがなでしこジャパンに注目しており、31日16時から始まるスペイン戦に、日本とスペインのみならず、世界中のファンの方々から熱い視線が注がれそうです。