オータムクラシック2023で銀メダルを獲得しながらも、「反省点しか残らない試合…」と語る三浦璃来選手と木原龍一選手のりくりゅうペア。日本史上初のペア世界王者となりながらも、さらなる高みを目指し進み続ける2人に、ファンの方々から温かい声が寄せられています。
建物こそ異なりますが、今シーズン末に開催される世界選手権の地・カナダのモントリオールで行なわれた今大会。この大会で新フリー「Une chance qu’on s’a」を披露し、ミスがありながらも、現地やファンの方々を虜にしていたりくりゅうの2人。
しかし、日本のアイスショーで披露していたショートプログラム「I Put A Spell On You」は2人にとってしっくりきていなかったようで、大会後メディアに対し「フリーは私たちらしい、縛りのない、自然に笑顔が出てくる曲で2人とも滑りやすいです!」と三浦選手が語ると、木原選手も「ショートプログラムはまだ完璧に滑り込めてなかったけれど、滑る中で2人のタイプに合わないなと思っていた。試合前に変更が決まっていたけれど、昨日滑ってみて、やっぱりそう感じました」と今後の変更を語ると、これに驚いたファンの方々。
三浦「フリーは私たちらしい、縛りのない、自然に笑顔が出てくる曲で、2人とも滑りやすいです」
— フィギュアスケートLife (@fskating_Life) 2023年9月15日
木原「SPはまだ完璧に滑り込めてなかったけれど、滑る中で2人のタイプに合わないなと思っていた。試合前に変更が決まっていたけれど、昨日滑ってみて、やっぱりそう感じました」
また2人は、所属する木下グループのSNSを通じ「シーズン初戦であるオータムクラシックが終了しました。応援ありがとうございました。今大会の反省を活かして、次戦ではいい結果を得られるようにがんばりたいと思います。応援の程どうぞ宜しくお願い致します」と三浦選手が語ると、木原選手も「オータムクラッシック応援頂きありがとうございました。シーズン初戦、反省点しか残らない試合となりましたが次戦までに、Brunoコーチと修正したいと思います。どうぞ引き続き、応援宜しくお願い致します」と反省を語ってくれています。
今大会では、新フリー用の新たな衣装を着用しその着心地を確かめながら公式練習に臨むも、本番ではまだ修正が必要なのか、三浦選手は2シーズン前の「Woman」の衣装を身に付け挑むなど、衣装面でもトレーニング面でも時間がなかったことを語った2人。
Clearly disappointed, Miura/Kihara said they were "lacking training" coming into #ACI23. There are no injury issues, and they don't want to use their busy show schedule as an excuse. They decided *before* this competition that they will get a new SP after this event. pic.twitter.com/eRiq2PDzfR
— A Divine Sport (@ClaireCloutier) 2023年9月14日
ファンの方々からは、
「りくりゅうの今回のSPは幻のプロになってしまうのか?」
「新境地を開くのにいいプログラムだなと期待していたので、曲変更は残念…」
などといった声が寄せられ、ショートプログラムを変更してしまうことを惜しむ方がいらっしゃった一方、
「今シーズンは試行錯誤のシーズン!」
「実際にやってみなければわからないこともあるだろうから、これはこれで大きな収穫だと思う!」
とシーズン途中でのプログラム変更も、新たな挑戦であることを理解し、温かく見守るファンの方々も多くいらっしゃるようでした。
そんな2人の次戦は、日本時間10月21日から競技がスタートするグランプリシリーズ初戦のスケートアメリカとなっており、残り1ヶ月ほどしかありませんが、2人なら乗り越えてくれることでしょう。