オータムクラシック2023のSPで、表現や繋ぎなどで今後を見据えた挑戦をしていたりくりゅうペア。今大会で2人の新たなフリーがお披露目されると、これから徐々に仕上げていくであろう作品を待ち侘びるファンの方々から、温かいコメントが続々と寄せられています。
前日のショートプログラムで、三浦選手の2度の転倒があるなどし、ファンの方々からはケガを心配する声も寄せられていましたが、まだまだ続く2人の長い歩みを信じている方々からは「この挑戦はきっと大きな結果となって帰ってくる!」と励ましの声が寄せられていました。
そんなりくりゅうペアのフリーの前となる現地競技2日目には、男子シングルのショートプログラムの4番滑走に山本草太選手が登場。2シーズン続けた名プロ「Yesterday」から一新され「Chameleon」のリズムにのり、冒頭の4回転サルコウを華麗に着氷させます。
しかし、その後はジャンプで転倒やお手つきがあるなど波に乗れなかったものの、そのクールで大人な世界観を存分に披露してくれた山本選手。この演技で70.39点で7位発進となると、このプログラムとともに今後の成長を誓ってくれていました。
"I'm aiming for higher results & higher scores this season," said Sota Yamamoto. "Obviously, the performance today was not that great, and I'm not 100% yet." David Wilso choreographed his program. #ACI23 pic.twitter.com/d5wOEzUjLg
— A Divine Sport (@ClaireCloutier) 2023年9月15日
その後アイスダンスを挟み、ペアのフリーにあの大人の色気全開の衣装…と思いきや三浦選手は前々シーズンのフリー「Woman」の衣装を身につけ登場すると、セリーヌ・ディオンとジャンピエール・フェルランの「Une chance qu’on s’a」に合わせ、滑らかに滑り出した2人。
冒頭のツイストリフトを華麗に決めましたが、続くジャンプで木原選手が珍しくお手つき…。それでも、その後は息の合ったスケーティングやリフトなどで会場を沸かせ、フィニッシュ後には思わず互いを見合い笑みが溢れた2人には、盛大な拍手と歓声が送られていました。
新たな挑戦が満載になっていたこの演技の評価を、緊張しながらキスクラで待ったコーチと2人。総合188.05点という得点に3人でうなづきながらも笑顔はなく、改善点などを話し合っていたのでしょうか、ペアの全競技が終了すると、2人は今大会2位で終えていました。
新フリーは今回が初披露となっており、日本時間の早朝からこの2人の演技をご覧になったファンの方々からは
「素敵なFSはシーズン通してもっと素敵になると確信❤︎」
「何より2人の笑顔が見れて良かった❤︎」
などの温かい声が続々と寄せられていました。
またその後の表彰式では、昨シーズン話題となっていた三浦選手を木原選手が持ち上げる『表彰台リフト』はなく笑顔も少なめとなっていましたが、木原選手が三浦選手を支え、下に降りる際も手を差し伸べるなど、2人の仲の良さがわかる素敵な表彰式となっていました。
The pairs podium at #ACI23 pic.twitter.com/jUQqb2zUsd
— A Divine Sport (@ClaireCloutier) 2023年9月15日
なお、今大会の女子シングルのフリーは日本時間16日7時過ぎから、男子シングルのフリーは翌17日1時過ぎからとなっており、各カテゴリー終了後に表彰式が行なわれることとなっています。