2月1日から競技がスタートした四大陸選手権2024。海外メディアから優勝候補筆頭と評されていた鍵山優真選手や、ケガからの復活を誓う三原舞依選手らが登場し華麗に舞うと、男女シングル出場の6選手全員が5位以内と、表彰台圏内につける好スタートとなっています。
2日前から始まっていた公式練習では、鍵山選手がFSで新たに挑むフリップを含めた4回転ジャンプを着氷させたり、三原選手がSPで使用する昨シーズンの名プログラム「戦場のメリークリスマス」で調整したりと、出場する選手たちは順調な仕上がりを見せてくれていました。
日本時間1日のお昼頃からスタートした女子シングルのSPでは、日本勢として最初に登場した千葉百音選手が冒頭のコンボを華麗に決めると、次々にジャンプを成功させ圧巻の表現力とともにフィニッシュ。この大舞台で自己ベスト更新となる71.10点で嬉しい首位通過に…。
Mone Chiba 千葉 百音 🇯🇵 PB 71.10 - wow, last year’s 🥉 medalist really stepped it up for the second half of the season:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年2月1日
“Since I'm competing in figure skating, I want to be able to express a little more, or rather, be able to express myself no matter how nervous I am.
At… pic.twitter.com/M8AgrEOcB5
続いて最終グループに登場した渡辺倫果選手は、ドラマチックなアバターで観客を魅了。冒頭のダブルアクセルから勢いに乗ると、スピンやステップも全てレベル4で揃え、最後のコンボ以外完璧な演技となり最後にリンクを手で叩くと、67.22点で4位通過となっていました。
Rinka Watanabe 渡辺 倫果 🇯🇵 67.22 shows her best SP performance of the season and goes into the FP in 4th place.
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年2月1日
“I was pretty nervous today, I always feel more nervous about the SP and am usually more comfortable about the FP.
I think I did pretty well and I am happy about a… pic.twitter.com/ayL5ljUKKR
そして大注目となっていた三原選手は、冒頭のダブルアクセルから魅せるも、中盤のコンボでまさかの転倒…。それでも観ている方々の心を惹きつける演技で65.18点をマークすると、5位と挽回できる好位置となっており、フリーでの巻き返しが期待されていました。
Additional comments by Mai Mihara 三原 舞依 after her SP:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年2月1日
“I came to the stage of the Four Continents Championship again this year, and I was very happy to skate in front of Chinese fans. Although I made a mistake in the 3Lz+3T jump in the second half today which I need to… pic.twitter.com/6mAWskwDxy
その後、3選手全員が最終グループとなった男子シングルSPでは、トップに山本草太選手が登場。ノリの良い曲に合わせ冒頭のコンボを見事に着氷させると、滑らかでキレのあるスケーティングでも魅せ、この完璧な演技で94.44点となり、笑顔の4位通過となっていました。
Sota Yamamoto 山本 草太 🇯🇵 94.44 - he was on 🔥 today! 👏
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年2月1日
“I think today I was able to bring out a performance which I was supposed to bring outm. I think that was the result of my solid practices.
Heading towards the free program on the day after tomorrow, I hope to shift my… pic.twitter.com/fSmz8bwWGY
続いて登場した佐藤駿選手は、ピアノの音色に合わせ滑らかに滑り出すと、力強く冒頭のコンボを成功。その後も豊かな表現力と、緩急のついたスケーティングで観ている方々を惹きつけ、もう少しで100点越えとなる99.20点をマークし、2位通過となっていました。
Shun Sato 佐藤 駿 🇯🇵 PB 99.20 wow 😮, this was surely the best we’ve ever seen him! Just barely misses out on the 100 points barrier:
— Golden Skate (@goldenskate) 2024年2月1日
“I didn't expect to get this high score. I'm really satisfied. Ever since I arrived here, I was thinking various things such as what to do about… pic.twitter.com/vvSSinowlp
そして最終滑走で優勝候補と評されていた鍵山選手は、その前評判通り圧巻の表現力と、完成度の高い高難度ジャンプを披露。その絶品の技の数々に、会場からはため息にも似た歓声が上がっており、この完璧な演技には106.82点が与えられ見事首位通過となっていました。
この日本勢の活躍に、ファンの方々からは
「百音ちゃんは中盤から漬けきったね♪素敵な演技でした❤︎」
「これは本当に四大陸なのか?
失敗は許されない神試合だよ!
ゆまち首位通過おめでとう♪」
などといった喜びと続くFSへの期待の声が続々と寄せられていました。
なおこの後ペアとアイスダンスの競技を挟み、日本時間2日16時50分からは女子、翌3日16時50分からは男子のFSが行なわれることとなっており、各競技後表彰式が行なわれます。