今や世界のペア界を牽引するまでに成長した、世界チャンピオンのりくりゅうペア。2年前の2月19日は、そんな2人が五輪で日本初入賞を決めたFSを演じた日となっており、この時に沼落ちされた方々から、2人の演技を思い出し懐かしむ声が続々と寄せられています。
2022年2月の北京冬季五輪の際、2人はまだペア結成2年半という状態…。それでも抜群の相性とカナダでの懸命なトレーニングにより、この時の団体戦SPでは4位と貢献すると、続くFSでは2位という好成績を残し、日本の銀メダル獲得に大きく寄与し話題となっていました。
そんな2人が前日18日に挑んだSP「ハレルヤ」では、サイドバイサイドで三浦選手が2回転になってしまうミスがあると、その他で見事な演技を見せるも、演技後三浦選手は自身の演技を悔やむ姿が…。それでも8位通過で、木原選手にとっては3度目となる五輪で初のFSに進出。
「今日のことは忘れて、明日攻めていきたい…」と悔しさを語る三浦選手に対し、木原選手は「もうノーミスは狙わなくていいんだよ!もう今日は全ミス狙いでいこう!」と話をしたようで、この言葉に救われたという三浦選手と木原選手は、翌19日のFSで「Woman」を熱演。
一歩のスピード感に加え、高さのあるツイストリフトや美しい弧を描くスロージャンプ、そして何よりも2人でスケートをすることが楽しくて仕方ないといった、満面の笑顔で2人の世界観を存分に披露したFSは5位となり、総合では7位入賞という快挙となっていたのです。
#フィギュアスケート ペアの
— オリンピック (@gorin) 2022年3月13日
三浦璃来選手と木原龍一選手🙌
楽しそうに滑るりくりゅうの姿は多くの人の心を掴みました💓#北京2022 #オリンピック@miurariku1217 @ryuichi_kihara pic.twitter.com/UeeEym0tXu
フィニッシュ後、これまでの想いが溢れ出したのか、涙を押さえることができなかった木原選手は氷上に両膝をつき、三浦選手を力強くも優しく包み込みます…。三浦選手もその木原選手の姿を見て思わず涙が…。この美しすぎる2人の姿に多くの方々が感動し2人の魅力の虜に…。
この演技後、三浦選手は「全ミスの勢いでやろう!思い切って笑顔で滑り切れるように…と心掛けて滑っていました」と語ると、木原選手も「全ミスでいいから恐れず楽しもうということを再確認してやりました。やっと世界と戦う自信が付いて、初めて出場することができた五輪で、もっともっと上に行きたいなと思う五輪になった。少しでもペアに興味をもってくれた子たちがペアに挑戦してくれたら、本当に頑張っていることが報われると思う。でも、ここで終わったら今までのペアと同じなんで、僕らはまだまだ走り続けます!」と熱く語ってくれていました。
当時この素敵な演技と美しい涙をご覧になり、2年前に想いを馳せるファンの方々からは
「2年前の今日はお二人の演技を観て感動した日❤︎
今観返してもウルッとする♪」
「この先もどんなドラマが展開されるのか楽しみで仕方ないです❤︎」
などの声が続々と寄せられています。
今シーズンは欠場が相次いだ2人。四大陸選手権ではその姿が見られほっと安心された方々も多く、続くチャレンジカップのエントリーからはその名前が消えていますが、手応えを感じての欠場となっているのでしょう。
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