JFAは3月28日、アメリカで行われるShebelieves Cupに臨む、日本代表・なでしこジャパンのメンバーを発表。出場チーム全てがパリ五輪出場を決めていることもあり、注目集まるこの大会には、世界の名門クラブに所属する選手たちが日本代表に選出され、話題となっています。
北朝鮮との激闘に勝利し、念願のパリ五輪出場を決めたFIFAランク7位なでしこジャパン。7月25日のFIFAランク1位のスペイン戦からスタートする大事な五輪を前に、4回の海外遠征やトレーニングキャンプが予定されていますが、その第1弾としてShebelieves Cupに挑みます。
これまでは総当たりのリーグ戦形式でしたが、今年はパリ五輪同様にトーナメント形式を採用する今大会。参加チームは、開催国でFIFAランク4位のアメリカに、FIFAランク9位のカナダ、そして昨年末にも闘ったFIFAランク10位のブラジルで、いずれもパリ五輪出場権を獲得。
この五輪前の大事な大会に向け、JFAは出場メンバーを発表し、その会見の中で池田太監督は
「なでしこジャパンは先月北朝鮮との最終予選を勝ち抜いて、パリ五輪出場を獲得できた。
タフな戦いを一つ乗り越え闘った選手たちを称えるとともに、改めて応援に心から感謝します。
五輪では多くの移動が伴うことは、今回のSheBelieves Cupで確認するシミュレーションになると思う。
全く同じ状況ではないが、移動してトレーニング、そして次の相手と対戦…という流れをこの大会でできるのは、スタッフも含め選手たちにとって良い経験になる。
また、状況に応じて考えることだがブラジルとは昨年3回対戦しているので、2戦目の対戦相手がブラジルになった場合は、いろんなことにトライしていく必要がある。
その中で、我々としては五輪に向けてやれることを増やしていくという、積み上げの部分も同時に進めていく。
パリ五輪では、メンバー選考において限られた人数で戦わなければいけない部分もある。
選手の見極めを含めて今回の活動を行ないたい」
と語り、イギリス紙・ガーディアンが発表していた『2023年女子サッカー選手トップ100』に名を連ねる田中美南選手や長谷川唯選手らが選出。
🔹なでしこジャパン🔹
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) 2024年3月28日
⚽メンバー発表⚽
𝗚𝗞#山下杏也加 INAC神戸レオネッサ🇯🇵#平尾知佳 アルビレックス新潟レディース🇯🇵#大場朱羽 ミシシッピ大🇺🇸
𝗙𝗣#熊谷紗希 ASローマ🇮🇹#田中美南 INAC神戸レオネッサ🇯🇵#清水梨紗 ウェストハム・ユナイテッド🏴#清家貴子 三菱重工浦和レッズレディース🇯🇵… pic.twitter.com/OeHs2GPT3I
また、同じく日本人最上位の26位で選出されていた宮澤ひなた選手も招集されており「試合はできる状態。彼女がコンディションや戦い方の中で、どのようにプレーするかはこれからで、五輪までの限られた活動の中で、ピッチ外でも積み上げることが必要だ」と説明。
今回のメンバー選出では、中嶋淑乃選手や高橋はな選手らが選ばれず、サポーターの方々からは様々な声が寄せられていますが、そのメンバーのあまりの名だたる名門クラブ揃いに「マンチェスターにシティ、リバプール…って一体どんだけ強豪?目眩する!」との声も…。
そんな選手たちで挑むShebelieves Cupは4月6日から開幕し、なでしこジャパンの2試合については、JFAメジャーパートナーであるKDDIによるサポートの下、JFATVにてライブ配信が予定されています。