フランスで開催されていたモンテギュー国際大会において、見事優勝を飾ったU-16サッカー日本女子代表・リトルなでしこ。U-16を対象としたレベルの高い国際大会で知られる今大会で、女子代表から中村心乃葉選手が得点王、髙橋佑奈選手が最優秀選手に選出されました。
初出場となった昨年大会は4位と悔しい結果となっていましたが、今年はその借りを返した結果となったリトルなでしこ。特に、オランダとの決勝では体格差がありながらも、有利にゲームを展開し、「まるで大人対子どもの試合のようだ…」との声もあがっていました。
初戦のポルトガル、そして2戦目のスウェーデンを無失点で勝利し、その鉄壁の守りを見せ付けただけでなく、その間のフランスとの親善試合では開始直後からの猛攻で、11分までに一挙3得点を上げる攻撃力の高さも見せるなど、成長が楽しみな珠玉の世代となっています。
日本時間4月2日には男子の部も終了し、翌3日には今大会の個人賞が大会公式SNSなどで発表。大会ベストスコアラーには、オランダとの決勝でも2得点をあげ、日本の勝利に大きく貢献した中村心乃葉選手が選出されており、大会公式もそのパフォーマンスの高さを絶賛。
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Konoha NAKAMURA, meilleur buteuse du tournoi ⚽️🔥#JFA #Japan pic.twitter.com/bjt4uy6bCW
そして大会最優秀選手には、エースナンバー10番をつけ前線で躍動していた髙橋佑奈選手が選出。浦和レッズレディースジュニアユースでも活躍している髙橋選手は、前線での素早いプレッシャーから相手のミスを誘うなど、幾度となく攻撃のチャンスを作り出していました。
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Yuna Takahashi, MVP du tournoi🔥🏆#JFA #Japan @jfa_nadeshiko pic.twitter.com/evXACyCsVH
最後の大会最優秀GK賞には、開催国・フランスのアレクサヌ・ランバート選手が選出。男子も3カテゴリー中2つは優勝チームから選出され、残り1つは別のチームから選手が選ばれていることから、1つのチームが全てを独占してしまうようなことはしていないようでした。
もちろん選出された選手たち以外にも、フランス戦で2得点をあげるなど前線で大活躍していた岩田琳香選手や、追加点をあげていた飯田雫瑠選手などが積極的にゴールを狙っており、GKの熊澤果歩選手らをはじめとする守備陣も、素晴らしい動きを見せてくれていました。
なお昨年大会2位の日本男子は、グループステージ初戦のメキシコに敗れたものの、その後ウェールズとチェコには勝利。迎えた3位決定戦では、コートジボワールに食らいつくも惜しくも1-2で敗れ、4位となっていました。
CLASSEMENT FINAL NATION MASCULIN 🏆
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今大会を通して、若き日本代表の選手たちは自らのパフォーマンスをアピールしただけでなく、世界の強豪チームから課題も得たことでしょう。そんな若き選手たちの成長を見守っていきたいですね。