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【四大陸選手権 女子SP】「見応えありすぎっ♪」千葉選手ら日本勢上位選手は大接戦に…!

 

2月10日から競技がスタートした四大陸選手権2023。

 

10日早朝には、女子シングルのショートプログラムが行なわれ、渡辺倫果選手・千葉百音選手・吉田陽菜選手の日本勢3選手を含む、23選手が華麗な演技を披露し、上位選手らが僅差でひしめき合う大接戦となっています。

 

富士山の五合目に当たる1,800m越えの高地に位置する、アメリカ・コロラドスプリングスを会場に開催されている今大会。

公式練習では、スタミナへの不安や、空気抵抗が少ないことで生じるジャンプへの不安を、3選手がそれぞれ口にしていました。

 


16時間という時差もある中、日本勢として最初に登場したのは、ジュニアグランプリデビュー戦や全日本ジュニア選手権で銀メダルを獲得している千葉選手

薄紫の衣装を身に纏い、12番滑走として登場すると、「シンドラーのリスト」を情感たっぷりに表現。
冒頭のダブルアクセルを華麗に着氷させると、続く3回転連続ジャンプも軸が傾くものの何とか成功。

そして最後の3回転フリップも成功させ、自身初となるチャンピオンシップスでの演技を67.28点とし、日本勢女子のトップとなる7位通過となっていました。

千葉選手:67.28点でSP7位通過 photo by Twitter

 



続く14番滑走には、今シーズンのジュニアグランプリ大会で2連勝を飾っている吉田選手が登場。

情熱的な赤い衣装を身につけ、「Dog Days Are Over」の曲に乗り、武器である冒頭のトリプルアクセルに挑みましたが、惜しくもステップアウトに…。
その後も、ジャンプの精度を欠いてしまっていましたが、諦めることなく最後まで演じきり、59.82点をマークし、10位通過。

そんな吉田選手には、続くフリーに向けて、トリプルアクセルを成功させての追い上げに、期待の声が寄せられていました。

吉田選手:59.82点でSP10位通過 photo by Twitter

 



そして、最終第4グループに18番滑走として、今シーズンシニア女子のシンデレラガールである渡辺選手が登場。

トリプルアクセルを武器に、グランプリシリーズや国体などで活躍を見せた渡辺選手は、黒に赤い衣装で情熱的に「ロクサーヌのタンゴ」を熱演。
冒頭のトリプルアクセルでは膝をついてしまいましたが、今シーズン世界で闘い続けてきた勢いを見せ、続く3回転ループを見事成功。

演技後「思ったよりいけた!」と口にした渡辺選手の演技は65.50点となり、8位通過となっていました。

渡辺選手:65.50点でSP8位通過 photo by Twitter

 



首位通過となっていたのは、今シーズンのNHK杯優勝の韓国、キム・イェリム選手。

全てのジャンプを成功させる好演を見せ、72.84点を獲得。千葉選手とは5.56点差、吉田選手とまでも13.02点差となっていますので、日本勢の逆転は可能な範囲となっています。

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なお続くフリーは、公式練習をはさみ、翌11日10時5分からのスタートとなっており、その後表彰式が行なわれることとなっています。

 

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