さいたまスーパーアリーナを会場に競技がスタートした世界選手権2023。
WBCでの日本の王者奪還と、りくりゅうペアの好発進に沸いた3月22日には、女子のショートプログラムが行なわれ、坂本花織選手が首位、三原舞依選手が3位と好発進となっています。
21日までには、4回の公式練習が行なわれており、このカテゴリーに出場する坂本選手、三原選手、そして渡辺倫果選手がそれぞれ調整。
時折笑顔をのぞかせてくれ、リラックスした状態となっており、ファンの方々からも期待の声が寄せられていました。
35選手が出場するショートプログラム、25番滑走として登場したのは渡辺選手。
黒と赤の衣装を身に纏い、大歓声の中、情熱的な「ロクサーヌのタンゴ」のリズムに乗り演技をスタート。しかし、残念ながら冒頭のトリプルアクセルで転倒があると続くジャンプでもミスが…。
その後は、流れるようなコンビネーションジャンプや美しいスピンなどで魅せ、会場を沸かせ、力強くフィニッシュした渡辺選手。
演技後は、悔しさと疲れを見せており、この演技で60.90点で15位通過となると、フリーでの挽回を期待されていました。
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続いて31番滑走には、今シーズンのグランプリファイナルを制した三原選手が登場。
「戦場のメリークリスマス」のピアノのリズムに乗り、軽やかにダブルアクセルを決めると、次々と滑らかなジャンプや華麗なスピンなどで魅せ、優しい雰囲気に包まれた会場。
中盤からは、会場からの大きな手拍子に乗りギアを一つ上げると、今シーズン世界を魅了してきた圧倒的表現力を見せた三原選手。
その完璧な演技に、自身も思わずガッツポーズをし、涙ぐんだ三原選手には、73.46点が与えられ、3位通過となっていました。
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そして、このカテゴリーの日本勢最後として、前回大会女王で2連覇を狙う坂本選手が登場。
ジャネット・ジャクソンメドレーのリズミカルな曲に乗り、豊かな表現力と幅のあるジャンプで会場を沸かせると、自然と湧き上がった手拍子に合わせて、華麗に舞った坂本選手。
リズムが変わる中盤も、圧倒的運動量とキレのあるスケーティングで観客の方々を魅了すると、自身も納得のフィニッシュだったのか、小さくうなづいた坂本選手。
この演技で、79.24点が与えられ、見事首位通過となり、フリーへ折り返していました。
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この日本勢の活躍にファンの方々からは、
「世界のカオリサカモトは圧倒的強さだし、舞依ちゃんは天使だった!」
「やっぱスポーツは良いね!元気をもらえる!」
などといった称賛や祝福の声が数多く寄せられ、涙が枯れる方々が続出しているようでした。
なお、続く女子のフリーは、一日空けた24日17時20分から行なわれることとなっており、渡辺選手を含めた、日本勢3選手の表彰台乗りに期待の声が寄せられていました。