バレーボール・ネーションズリーグのファイナルラウンド準々決勝で勝利し、念願のベスト4入りを果たしていた男子日本代表の龍神NIPPON。
7月23日には、準決勝で世界ランク1位のポーランドと対戦し、互角な闘いを見せるとファンの方々から感動の声が寄せられています。
準々決勝でスロベニアを3-0のストレートで下し、目標としていたベスト4以上を決めた日本。この試合後に行なわれていたポーランド対ブラジル戦では、会場となるポーランドが同じくストレートで勝利したため、準決勝ではポーランドと再戦することとなった日本。
予選ラウンドを、10勝2敗で3位通過していたポーランドですが、2022年の世界バレー銀メダルメンバーを10人擁しており、日本は2009年以来国際大会で勝ち星がない状態に…。
また予選ラウンド最終戦で戦った際には、日本が3-0のストレートで完敗していました。
準々決勝で見事勝利した直後、キャプテンの石川祐希選手は
「ここから先はどこが勝ってもおかしくない!
厳しい試合になると思っている。
自分たちのやるべきことを出していきたい!」
と意気込み、表彰台に向け集中力を高めていることを語ってくれていました。
開催国・ポーランドに大声援が送られる、圧倒的アウェーの中スタートした第1セット。髙橋藍選手の強烈なサーブにより、序盤の競り合いから抜け出した日本は一気に7連続得点を奪うと、その後も石川選手のバックアタックなどで加点し、25-19で幸先よく先取。
しかし第2セットは、ポーランドが序盤から連続ブレイクでリードを奪うと、日本も負けてられないと、石川選手のサービスエースなどで徐々に点差を縮めます。その後、互いに点を取り合いジュースともつれますが、ポーランドが意地を見せ、26-28でこのセットを落とします。
白熱した攻防の中、会場からは予選で圧勝したはずの日本が、自国ポーランドに喰らいつく展開にブーイングも…。そんな日本にとって苦しい環境となっており、第3・第4セットもメンバーを変えたり様々な手を尽くしましたが、17-25と21-25で2セットを奪われ敗北…。
夢の決勝進出とはならず悔しさも残る中、石川選手は
「この敗戦の後、どう戦っていくかがこの大会で一番大事なポイント!
メダルがかかっているので、それを絶対にもぎ取るという強い気持ちをもってもう一度臨みたい!」
と溢れる情熱を語ってくれていました。
そんなポーランドと互角以上の熱い闘いを見せてくれた日本代表には、
「課題はあれど、互角に闘える日本も相当強くなってて感動した❤︎」
「世界1位にここまで戦えてるってスゴい!
日々強くなる日本がとても誇らしい♪」
などといった感動の声が続々と寄せられています。
感動を届け続けてくれている龍神NIPPONは、日本時間24日0時から大会初のメダル、そして世界大会46年ぶりの表彰台を懸け、予選ラウンドで敗北している世界ランク2位のイタリアと再戦することとなっています。