中国・杭州を会場に開催されているアジア大会・卓球において、女子シングルスで準決勝を勝ち上がると、日本勢として29年ぶりとなる決勝に進出し、見事銀メダル獲得となった早田ひな選手。その試合の様子からファンの方々が早田選手の強さの秘訣を見つけ、話題となっています。
準決勝に勝ち進んだ時点で、日本勢として13年ぶりのメダルを確定させていた早田選手は、準決勝で世界ランク4位の王選手と激突。5月の世界選手権でも対戦しており、その時同様フルゲームと互いに譲らない展開となりながらも、粘り勝ちし決勝に駒を進めた早田選手。
決勝も準決勝同様完全アウェーとなる会場の中、世界ランク1位の孫選手と対戦。早田選手は第3ゲームを奪ったものの、世界ランク1位の孫選手の怒涛の攻勢に耐えきれず、4-1で敗れていました。それでも銀メダルを獲得するという快挙に、日本中が歓喜に沸きました。
残念ながら決勝の激闘の様子はテレビで放送されなかったものの、大きな話題となり感動を日本中に届けてくれた早田選手。その後の表彰式では、孫選手と互いの健闘を称え合い、笑顔で握手をすると「私が強くなるために孫選手の存在は大事だ!」と語ってくれていました。
また続けて、「決勝はあんまり出だしが良くなくて、打つコースというのはもっと考えなくてはいけないと思いました。今大会は緊張もありましたが、しっかり今までやってきたことを出し切ったと思います!」と今大会団体戦から続いた中国選手との試合を振り返っていました。
長い間卓球界の頂点に君臨し続ける中国ですが、現地メディアも早田選手の躍進を絶賛。
「彼女が王を倒したのは大番狂わせだ!」
「早田は歴史的な決勝進出を決めたぞ…」
など様々な表現で早田選手の活躍を報じると、世界中のファンの方々からの注目が集まっていました。
この早田選手の銀メダル獲得に、日本のファンの方々からは
「世界ランキング4位に勝って銀メダル♪
ひなちゃんの時代がキター!」
「これからも王者中国相手にまだまだ期待できる♪」
などといった早田選手への今後への期待の声が続々と寄せられていました。
また中には、
「早田ひなちゃんの卓球を楽しんでる姿がとても印象的な大会だったな♪」
「中国で行なわれてるアウェーの状況でプレー中に笑顔になれるの凄い強心臓だな…
でもこれが早田選手の強さの秘訣なのだろう!」
といった早田選手の強さの秘訣を見出す方々も…。
特に大きな話題となった王選手との準決勝では、相手に点を奪われても次どうしたら良いかシミュレーションする際に笑顔になったり、ペロリと舌を出す『ペコちゃん』スタイルがSNSで話題となったりと、早田選手が純粋に卓球を楽しむ様子が映されていました。
今大会の活躍で、中国において『新たな強敵』となっていた早田選手。東京オリンピックでは控え選手となっていましたが、パリオリンピックでは間違いなく中心選手として金メダル獲得に向け躍動してくれることでしょう。