日本時間10月7日まで、エレバンを会場に開催されていたフィギュアスケートのジュニアグランプリシリーズ第7戦・アルメニア大会。ファイナル進出者を決める最終戦に、日本からは男女シングルに3選手が出場し、島田麻央選手が優勝を決めファイナル進出となりました。
8月下旬に開催された第1戦・タイ大会からスタートしたジュニアグランプリシリーズも今大会が最終戦。12月に開催されるファイナル進出に向け、成長期というフィギュアスケートにとって難しい時期でも懸命にトレーニングに励み、鎬を削ってきた選手たち。
5日に行なわれた女子シングルのショートプログラムには、25番滑走に日本大会で4位だった櫛田育良選手が登場し、キレのある演技を披露。冒頭のコンビネーションジャンプで転倒してしまいますが、後半巻き返し59.99点をマーク。4位通過で巻き返しを誓っていました。
また、ジュニア女子のエース・島田麻央選手もこの最終戦の27番滑走に登場。冒頭のダブルアクセルなどジャンプを全て完璧に決めると、アイスショーなどでも培ってきた表現力で魅せ、2位に9点差近くつける73.14点をマークし、見事首位通過となっていました。
翌日のフリーでは、櫛田選手が完璧なコンビネーションジャンプで演技をスタート。中盤ダブルアクセルでの転倒などのミスもありましたが、観る方々を虜にさせる美しい演技を披露し、総合173.71点を獲得し今大会4位。残念ながらファイナル進出とはなりませんでした。
この女子フリーで圧巻だったのが島田選手。日本大会でも優勝しているため、今大会上位になればファイナル進出ですが、冒頭のジャンプミス以外完璧な演技を披露し、1人だけ200点台となる総合209.81点で優勝を果たし、見事ポイントランク1位でファイナル進出を決めました。
また、男子には日本から唯一の出場となっていた中村俊介選手が登場。日本大会でまさかの8位となっておりリベンジを誓った今大会ですが、ショートプログラムで最後のジャンプを堪える場面以外圧巻の演技を披露し、77.30点で2位通過となるとフリーでも躍動。
冒頭の4回転トウループを完璧に決めると会場は騒然。その後ジャンプでミスがあるも、豊かな表現力や力強いスケーティングで観ている方々を魅了すると、総合214.67点で今大会2位に。残念ながらファイナル進出とはなりませんでしたが、1戦目のリベンジ成功となっていました。
この大会の結果により、選手たちが獲得してきたポイントランキングが集計され、12月に開催されるグランプリファイナル進出者が決定。日本からは、男子にランク1位の中田璃士選手だけとなっていますが、女子は島田選手をはじめ3選手が韓国勢3選手と争うこととなります。
この試合結果やファイナル進出者を知ったファンの方々からは、
「島田麻央選手優勝おめでとうございます♪
これでファイナル進出もトップ通過ですね❤︎」
などといった声が寄せられていました。